出版社内容情報
上達を引き出す科学の原則を解説!
新たなる価値を社会科学で見出す!
本書は、eスポーツのプラス面とマイナス面に向き合いながら、eスポーツの健全な発展とプレイヤーの健全な育成を願って書かれました。eスポーツの科学的エビデンスを理解してもらうことを目指しています。そのような思いをこめて「eスポーツの科学」というタイトルをつけました。
執筆者はFeRCのメンバーです。FeRCはeスポーツの発展と選手の健全育成に関する科学的な研究を行う産学官連携の団体で、そこに所属するメンバーの専門性を活かして執筆しました。
本書が、eスポーツの上達、教育、健康、コミュニティなどに関心ある人々のお役に立てれば、望外の喜びです。
内容説明
スポーツからeスポーツへ。eスポーツの上達とeスポーツ文化の醸成には、「科学」からのアプローチが不可欠である。目、脳、メンタルへの影響と効果、ゲームの「悪」と「善」を考察する、特性を踏まえたトレーニング理論、コミュニティの有用性と地域創生。
目次
1 プロゲーマーとコーチが語るeスポーツの魅力(eスポーツとは何か?;eスポーツのゲームジャンル ほか)
2 eスポーツの上達とプレイヤーの健康を科学する(eスポーツプレイヤーの特徴を知って強くなる;eスポーツのトレーニングの基礎理論 ほか)
3 eスポーツ研究と今後の課題―教育的価値について考える(eスポーツ研究の歩みを知る;ゲームは「悪」なのか―eスポーツ/ゲームの臨床的な課題と議論 ほか)
4 広がりゆくeスポーツの世界(eスポーツとコミュニティ;地域創生へのeスポーツの貢献 ほか)
著者等紹介
磯貝浩久[イソガイヒロヒサ]
九州産業大学人間科学部教授。専門は行動認知心理学、スポーツ心理学。九州大学大学院人間環境学研究院博士後期課程満期退学後、博士(人間環境学)取得。福岡大学教育技術職員、九州大学助手、九州工業大学講師、同大学情報工学部助教授、同大学大学院生命体工学研究科准教授を経て、2018年より現職。現在、ビジョントレーニングの研究に従事。FeRC理事長
西薗秀嗣[ニシゾノヒデツグ]
九州産業大学人間科学部教授。専門は生理学、バイオメカニクス、スポーツ科学、トレーニング科学、臨床心理学。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。北海道大学、鹿屋体育大学、米国University of California Los Angeles:UCLA客員教授を経て、2016年より現職。教育委員会スクールカウンセラーを歴任。FeRC運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。