出版社内容情報
あきらめなかった男に訪れた奇跡のような物語。
耳を疑った26歳での大腸がんの宣告。目の前が真っ暗になり、生まれて初めて死を意識した。それでも必死に前を向き、再びグラウンドに舞い戻ってきた男に訪れた奇跡。いまを生きることの大切さを教えてくれる、命の物語。
野球選手の本ではありますが、野球だけに夢を見ていた一人の少年が、家族を持って、命のこと、世の中のことを次第に知っていくお話になっています。ぜひ、野球に興味がなかった方や、僕のことをご存じでなかった方にも手に取っていただき、読み進めていただければと願っています。(「はじめに」より)
(C)阪神タイガース
内容説明
耳を疑った26歳での大腸がんの宣告。目の前が真っ暗になり、生まれて初めて死を意識した。それでも必死に前を向き、再びグラウンドに舞い戻ってきた男に訪れた奇跡。いまを生きることの大切さを教えてくれる、命の物語。
目次
第1章 僕が歩んできた道
第2章 人生が暗転した日
第3章 もう一度授かった命
第4章 春が来て、そして
第5章 「ここに立つために」
第6章 がんになって見えた景色
原口文仁を知る人々―Side Story
著者等紹介
原口文仁[ハラグチフミヒト]
1992年3月3日生まれ。捕手。右投右打。埼玉県出身。帝京高3の2009年に夏の甲子園大会に出場。10年にドラフト6位で阪神タイガースに入団。腰痛などの故障で13年に育成選手となったが、16年に支配下へ復帰。勝負強い打撃で18年は代打で23安打を放ち、08年に檜山進次郎がマークした代打でのシーズン最多安打の球団記録に並んだ。19年、キャンプイン直前の1月24日に大腸がんを患っていることを公表。手術、リハビリを経て同年6月4日に出場選手登録。6月9日の対日本ハム戦(甲子園)では3対3の同点で迎えた9回裏に代打で起用されると、秋吉亮からサヨナラ安打。オールスターゲームにもセ・リーグの「プラスワン投票」で3年ぶりに出場。7月12日の第1戦(東京ドーム)では代打で2点本塁打、翌13日の第2戦(甲子園)でも2回裏の第1打席でソロ本塁打を放ち、2試合連続で本塁打をマーク。その奇跡のような復活ストーリーは、全国の野球ファンに大きな感動と勇気を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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