平凡社ライブラリー<br> 病短編小説集

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平凡社ライブラリー
病短編小説集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582768466
  • NDC分類 933
  • Cコード C0398

出版社内容情報

病は時代や社会、文化を映す鏡。結核、ハンセン病、梅毒、神経衰弱、不眠、鬱、癌、心臓病、皮膚病など9つの病を主題とする14編。

へミングウェイ[ヘミングウェイ]

W.S.モームほか[モーム]

石塚 久郎[イシズカ ヒサオ]

内容説明

文学作品はこれまで病をどう語ってきたか。病は文学によってどのように意味づけされてきたのか。消耗病・結核、ハンセン病、梅毒、神経衰弱、不眠、鬱、癌、心臓病、皮膚病―コナン・ドイル、フィッツジェラルド、レッシングら名だたる作家によって書かれた9つの病を主題とする14編。最も個人的な出来事の向こうに、時代が社会が、文化が立ち現れる。

著者等紹介

ヘミングウェイ,E.[ヘミングウェイ,E.] [Hemingway,Ernest]
1899‐1961。アメリカの作家。「失われた世代」の一人。マッチョなイメージが強いが、度重なる怪我と数々の疾病に見舞われた人生だった。最後は精神を病み猟銃自殺で生涯を閉じる

モーム,W.S.[モーム,W.S.] [Maugham,W.Somerset]
1874‐1965。イギリスの小説家・劇作家。ロンドンの聖トマス病院付属医学校で医学を学び医師免許も取得するが、処女作『ランベスのイライザ』の成功で作家として身を立てる

石塚久郎[イシズカヒサオ]
1964年生まれ。英国エセックス大学大学院博士課程(Ph.D.)。専修大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

57
己のドリス・レッシング好きを再確認。中年女の不定愁訴を描かせたらピカイチではないか。どちらかというと感傷的な男性作家陣に対して、ギルマンの「黄色い壁紙」といい、女性作家のぶっ飛び具合が強く印象に残る。2020/02/12

やいっち

37
どの病気も身につまされる思いで読んでいた。  本書の中で印象に残った作品はいろいろあったが、中でも、「癌」をテーマとする、「癌 ある内科医の日記から」である。ある夫人が乳癌となり、乳房を切除する手術を受ける。  驚くべきは、拷問のような外科的処置を受ける場面である。麻酔なしの手術が拷問モドキ?  とんでもない、当時は麻酔がないのは当たり前。なので、腕や足を縛ったり、押さえつけたりして外科手術を施すのは普通のこと。 2018/08/11

空猫

31
結核、ハンセン病、癌といったかつては不治の病から、梅毒、鬱 心臓病といった病に関する埋もれた古典名作アンソロジー。人間ドラマはどこでも、モームの『サナトリウム』。O・ヘンリのウイットは病がテーマでも『脈を拝見』。子供が手を離れた時の喪失感が心をじわじわ蝕んで『十九号室へ』。当時の性病への対応など時代背景を考えると素直な相談文が恐ろしい…ヘミングウェイ『ある新聞読者の手紙』等がお気に入り。当時の病に対する反応、知識が良く分かった。2019/04/06

kaoriction@感想は気まぐれに

21
ドリス・レッシング『十九号室へ』を読みたくて。人は誰もが自分だけの十九号室を持っている。持っている、が。彼女の結婚生活において、その扉を開ける術は何かなかったのだろうか。ほんの少し、心の内をカタチにしてさえいれば。扉を閉め切ってさえいなければ…。確かに人には自分だけの十九号室はある。私にも、ある。だけど、生きてゆくには そこに閉じこもってしまうのではなく、扉を開けてみることも大切なのではないか。とりとめもなく考えてしまった。スーザンのように。他にコナン・ドイル、フィッツジェラルドなど。9つの病い、14編。2020/10/04

ひねもすのたり

17
本書は病気をテーマにしたアンソロジーです。 ヘミングウェイやフィッツジェラルドなどのビッグネームから初めて名前を知った作家の作品14篇が収められています。 19世紀半ばから20世紀半ばの作品ですが新訳で読みやすくなっています。 結核、ハンセン病、梅毒、神経衰弱、不眠、鬱、癌、心臓病、皮膚病。これらの病は文学にどのような影響を与えたのか?文学はこれらの病をどのように扱ってきたのか?そんな読み方をするといいかもしれません。 『黄色い壁紙』『コナの保安官』『ある内科医の日記から』あたりがツボでした。★4.52017/11/17

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