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内容説明
90年代に入って東北アジア諸国は日本との関係を振り返る余裕をつかみ、よみがえる記憶の圧力のもとで、日本人は過去の清算を求められ、同時に隣人との新しい関係を考えざるをえなくなっている。逆にいえば、新しい地域主義を考えることができる状況が出現している。朝鮮半島の危機の克服から東北アジア地域協力の一挙開始へ。
目次
1 「東北アジア共同の家」を提案して
2 東北アジア―われわれの帰属すべき地域
3 東北アジアの過去と現在
4 朝鮮半島の中心性、韓国のヘゲモニー
5 ジャパン・プロブレム
6 中露米三大国
7 島が結びつける
8 東南アジアの創造的突出
9 共同の家の骨格を考える
10 むすび―ユートピアと改革の間で
著者等紹介
和田春樹[ワダハルキ]
1938年生まれ。ロシア史、現代朝鮮研究。東京大学名誉教授、東北大学東北アジア研究センター客員教授
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