出版社内容情報
朝廷や公家社会、武家の儀式などで用いられてきた衣装、「有職装束」。豊富なビジュアルを掲載し、わかりやすく解説した決定版!
八條 忠基[ハチジョウ タダモト]
著・文・その他
内容説明
奈良・平安時代以降、朝廷や公家社会などで用いられてきた「有職装束」の世界。
目次
第1章 装束の歴史(上古;飛鳥時代 ほか)
第2章 装束の種類(礼服;束帯 ほか)
第3章 装束の構成具(冠と烏帽子;単・衣・衵・袿 ほか)
第4章 有職の色彩と文様(有職の色彩;有職文様)
著者等紹介
八條忠基[ハチジョウタダモト]
綺陽装束研究所主宰。古典文献の読解研究に努めるとともに、敷居が高いと思われがちな「有職故実」の知識を広め、ひろく現代人の生活に活用するための研究・普及活動を続けている。全国の大学・図書館・神社等での講演多数。日本風俗史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
8
なんか参考になると聞いて。使う予定もないのに興味が出て手を出した。しかしやはり本格的なので、一纏めで読むには情報量が多くて把握しきれなかった。でも服の色彩についてなど、バラバラに思っていた部分の法則性を知れたりと、収穫もあった。読んで良かった、かな。なお同著者の『素晴らしい装束の世界』も読んだが、そっちはイラスト中心だった。こっちは比較的実物重視。アップデート版と見ることもできるかもしれない。2019/12/29
romance_holic
6
以前Twitterでこの本が話題になっていたときにちらっと見ていました。先日読了した織姫の結婚が面白かったので、解像度をあげるために、この本を思い出したので再度読んでみました。体系的に網羅されていてわかりやすく、昔の宮廷、貴族の暮らしに思いをはせました。2023/11/24
スイBLスキー
6
図書館より。ずっと読みたくて、やっと借りたけど、時間があまり取れないまま斜め読みで終わってしまった( ノД`)また借りてこよう。2020/04/26
猫森
4
事細かに衣装・道具・履物のことが書かれているのだが、これらのものをどういう人たちが、どういうふうに作っていたのか、それも気になった(一読しただけなので見落としているのかも)。向こうが透けそうなうっす~い絢とか、冠の甲(天面)、帯の模様など、とにかく小さいところにまでいちいち官位や身分を表す(またはただのオシャレでも)文様が入っているのがすごいなと…昔の人の技術に頭が下がります。もう今は失われて技術なのだとしたら、勿体ない…2022/04/22
黎雪
3
図書館本。禁帯出だったのでその場で読了。なかなか面白いと思います。2019/02/22