双葉文庫<br> それでも、僕は前に進むことにした

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双葉文庫
それでも、僕は前に進むことにした

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575523270
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

勘太郎は広告制作会社で働く若手社員。ある日、「網膜色素変性症」という難病だと診断される。現状、根本的な治療法はなく、数年から数十年掛けて緩やかに視野が狭くなっていくという。よりによって目を仕事で使う俺がなぜ……。病に冒されても、それでも目標に立ち向かい、自分を見つめ直して生きる主人公の姿に元気をもらえる成長物語。

内容説明

勘太郎は広告制作会社で働く若手AD。ある日、「網膜色素変性症」という難病を告知される。数年から数十年かけて視野が狭くなっていき、現状では根本的な治療法はない。よりによって目を仕事で使うオレがなぜ。絶望の日々を生きていた勘太郎は世界的メーカーのコンペが開催されることを知り…。目標に向かい、全力で生きる主人公の姿に元気をもらえる物語。

著者等紹介

こかじさら[コカジサラ]
千葉県生まれ。中央大学専門職大学院国際会計研究科修士課程修了。出版社勤務を経て2010年よりフリーライターとして執筆・編集。2016年『アレー!行け、ニッポンの女たち』(『負けるな、届け!』として文庫化)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

212
いい物語を読んだ。読み友さんお薦めも頷ける。【網膜色素変性症】という難病のことは知らなかった。「思い描いていたのとは異なる道を歩むことになったとしても、別の道を歩いたからこそ見つけられるものが必ずある」なんと勇気をもらえる言葉だろう。「自分の力ではどうにもならないことにエネルギーを使うより、自分の努力で変えられることにエネルギーを使った方がいい」そうだよ、そうだよね。私自身にガツンと響く言葉や気付きをもらえた作品だった。2020/07/14

utinopoti27

170
【網膜色素変性症】10万人に数人の難病で、現在有効な治療法はなく、罹患者はやがて失明に至るという。物語の主人公は、突然この病を宣告された広告制作会社の若手AD・岡本勘太郎だ。苛立ち、不安、後悔、怒り・・様々な感情に翻弄される彼の心情が、克明に綴られてゆく。だがどんな状況にあっても希望はきっとある。光を失うかわりに彼が得た貴重な財産とは何か。必死で前を向く彼の姿から、勇気をもらえる人はきっと多いはず。絶望から再生へ。そのためのヒントが、本書には随所に散りばめられているのだから。爽やかな余韻が印象的な感動作だ2021/06/06

ゆみねこ

99
最近立て続けに視覚障害者の物語を。幼い頃からCM作りに憧れ、その才能を認められた勘太郎を襲った網膜色素変性症、やがて光を失う病気を怖れ、苛立ちもがく。それでも前に進むことが出来た彼はとても恵まれた存在。良書だと思います。Kindleで読了。2021/03/19

papako

81
『負けるな、届け!』がよかったので、こちら。うーん、いまいち響かなかった。子供の頃からCM大好きな主人公勘太郎。ADとして働く映像会社で念願のCMの仕事についている。そんな彼が、いずれ失明する遺伝性の網膜色素変性症が発症してしまう。自暴自棄になり、荒れながら、なんとか折り合いをつけようともがく勘太郎。失明したら仕事はできない?周りを頼ればいい。失明しても自分の人生を生きる。そんなメッセージがいまいち伝わってこなかった。もっとCMの描写と絡むとよかったのかも。2021/03/09

よんよん

66
子どもの頃からCMが好きで好きで、念願叶って広告制作会社で働く勘太郎。仕事の楽しさが分かり始めたこれからという時に、将来は視力を失う難病に冒されている事を知らされる。生きること、夢や希望、全てを無くしかけた勘太郎をもう一度前に進ませてくれたのは、支えてくれる仲間たち。視力を失う絶望感は理解できないけれど、出来ることを悔いのないようにやっていく生き方に元気をもらえる。一気読み。2020/10/10

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