出版社内容情報
西洋美術を知りたければ、聖書の知識は必須。もっとも愛されてきたテーマ≪受胎告知≫を西洋美術史第一人者の著者が集中講義!
高階 秀爾[タカシナ シュウジ]
著・文・その他
内容説明
聖母マリアが身籠ったことを知らされる一瞬の出来事を描いた“受胎告知”は、近現代に至るまで1500年以上ものあいだ、多くの画家たちが手掛けてきた、人々を魅了するテーマだ。時代によって、また画家によっても全く異なり、イエスも描かれていないのに、なぜ人気だったのか―。歴史だけでなく、図像学的なモチーフやその変遷、さらに、名高い画家たちの名作の秘密や背景も解説。西洋絵画屈指の名場面の魅力を明らかにする。
目次
序章 キリスト教と西洋美術の関係
第1章 “受胎告知”とは?
第2章 なぜマリア信仰が盛んだったのか
第3章 ルネサンスの写実的な表現と細密描写
第4章 マニエリスム―特異な表現様式と宗教戦争
第5章 バロック―そして近現代における“受胎告知”
著者等紹介
高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年東京都生まれ。美術評論家・美術史家、大原美術館館長、東京大学名誉教授、パリ第一大学名誉博士。東京大学教養学部教養学科卒、同大学大学院人文科学研究科美術史専攻満期退学。国立西洋美術館主任研究官、東京大学文学部助教授、同大学教授、同大学名誉教授に就任。国立西洋美術館館長、京都造形芸術大学大学院長を経て、現在に至る。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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