PHP新書<br> “受胎告知”絵画でみるマリア信仰

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“受胎告知”絵画でみるマリア信仰

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569827124
  • NDC分類 723
  • Cコード C0270

出版社内容情報

西洋美術を知りたければ、聖書の知識は必須。もっとも愛されてきたテーマ≪受胎告知≫を西洋美術史第一人者の著者が集中講義!

高階 秀爾[タカシナ シュウジ]
著・文・その他

内容説明

聖母マリアが身籠ったことを知らされる一瞬の出来事を描いた“受胎告知”は、近現代に至るまで1500年以上ものあいだ、多くの画家たちが手掛けてきた、人々を魅了するテーマだ。時代によって、また画家によっても全く異なり、イエスも描かれていないのに、なぜ人気だったのか―。歴史だけでなく、図像学的なモチーフやその変遷、さらに、名高い画家たちの名作の秘密や背景も解説。西洋絵画屈指の名場面の魅力を明らかにする。

目次

序章 キリスト教と西洋美術の関係
第1章 “受胎告知”とは?
第2章 なぜマリア信仰が盛んだったのか
第3章 ルネサンスの写実的な表現と細密描写
第4章 マニエリスム―特異な表現様式と宗教戦争
第5章 バロック―そして近現代における“受胎告知”

著者等紹介

高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年東京都生まれ。美術評論家・美術史家、大原美術館館長、東京大学名誉教授、パリ第一大学名誉博士。東京大学教養学部教養学科卒、同大学大学院人文科学研究科美術史専攻満期退学。国立西洋美術館主任研究官、東京大学文学部助教授、同大学教授、同大学名誉教授に就任。国立西洋美術館館長、京都造形芸術大学大学院長を経て、現在に至る。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rico

41
「受胎告知」でたどる美術史、そしてヨーロッパの歴史。争いが絶えず死病が席巻する中、貴賤を問わず、難しい顔したキリストよりマリアが愛されたのはわかる気がする。可憐なマリア、清楚なマリア、ちょっと怖いマリア。ワンテーマだから、画家の個性や技法の進化、表現の広がりがよくわかる。新書版だから浅い感じがするのは否めないけど、大御所高階先生の集中講義を聞いているような感じでしょうか。ウフィッツィにあるマルティーニのマリアが印象的。表情がいいな。「あんた誰よ、わけわかんないこと言ってんじゃないわよ」て感じで(笑)2019/04/23

trazom

31
高階先生の本は、いつも本当に素晴らしい。美術だけでなく、社会、宗教、歴史などとの関係が見事に紡がれていて、とても豊かになる。この本でも、マリア信仰の意味とその変遷、受胎告知図のアトリビュート(百合、本、鳩、閉ざされた庭)の意味、ビザンチン・ロマネスク・ゴシック・ルネサンス・マニエリスム・バロック・ロココ・ラファエル前派と移り変わる絵画様式の特徴とそれぞれにおける「受胎告知」図の変遷、フレスコ・テンペラ・油絵の違いなど、数多くの学びがある。高階先生87歳。この人に教えていただきたいことは、まだまだ沢山ある。2019/05/10

みこ

21
受胎告知という一つのモチーフを通して西洋美術史を紐解いてくれる。ロマネスクやルネサンスといったその時代時代に合わせて絵画としての様相が変わるだけでなく、聖母に対する印象や描き方も変わっていく。そもそも聖書の記述が極めて曖昧という不親切さがこれほど多くの画家のイマジネーションを育てたという事実は素晴らしい。2019/01/02

ハチ

15
キリスト教やその歴史に不勉強なのですが、説明が明快であり紹介される絵画も見やすく美しく大変勉強になった。受胎告知とは一体どういう場面であるのかなどごく初歩の説明からなされていて頭が整理しやすい。こんなにも同時に受胎告知だけをモチーフに数十枚の絵画を見てみると、見事に類似性・相違性・階層性が見てとれ理解が深まるものだなあ。2018/11/20

takakomama

11
オールカラーで、時代を追って数々の「受胎告知」の絵画の解説。技法や画材の発達、美術史がよくわかります。求められるものが変われば、描き方も変わります。2019/05/06

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