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出版社内容情報
意思とは何か? どこで生まれているのか?
時間とは何か? 意思とは何か? どこで生まれているのか? 物理ではない。哲学でもない。真摯なる理(ことわり)の解明が執り行なわれる。
誰でも一度は「過去に戻りたい」「時間よ止まれ」「未来を知りたい」などと夢想したことはないだろうか? だが、考えてみれば、当たり前のように流れるこの時間は、いつ、どこで、どのように始まったのだろうか? そもそも、我々の目に見えない<時間>とは一体何なのか?
▼時間の謎は、物理法則だけでは解き明かせない。くしくも、カントが「時間は内観の形式である」と述べているように、その鍵はなんと生命の<意思>にあり、「意思とは何か?」を追究していく先に答えは存在する。
▼むろん実証されたわけではない。あくまで仮説である。そんなことが科学的にいえるかどうか考えながら読み進めていただければ幸いである。本書は、物理畑のSF作家による、―古来より多くの哲学者、科学者が探求してきた永遠のテーマ―<時の流れ>に果敢に挑む、画期的な思考実験である。
●まえがき
●第1章 主観なしに宇宙は語れない
●第2章 もろい秩序が生命を可能にする
●第3章 物理法則を超えて共鳴するシステム
●第4章 相対論とミンコフスキー時空
●第5章 空間としてのシステム、時間としての主観
●第6章 時間の流れと主観的意志
●第7章 読書案内
内容説明
誰で一度は「過去に戻りたい」「時間よ止まれ」などと夢想したことはないだろうか?だが、考えてみれば、当たり前のように流れるこの時間は、いつ、どのように始まったのだろうか?そもそも、我々の目に見えない“時間”とは一体何なのか?時間の謎を解き明かす鍵は、生命の“意思”にあり、「意思とは何か?」というのも本書の主題である。哲学、物理学が探求してきた永遠のテーマを解き明かす、画期的な思考実験がここに。
目次
第1章 主観なしに宇宙は語れない
第2章 もろい秩序が生命を可能にする
第3章 物理法則を超えて共鳴するシステム
第4章 相対論とミンコフスキー時空
第5章 空間としてのシステム、時間としての主観
第6章 時間の流れと主体的意思
著者等紹介
橋元淳一郎[ハシモトジュンイチロウ]
1947年大阪生まれ。京都大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学研究科修士課程修了。SF作家・相愛大学人文学部教授。日本SF作家クラブ会員・日本文藝家協会会員・ハードSF研究所所員・日本時間学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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