内容説明
本書は、疾患システムバイオロジーに関する本邦最初の本格的な解説書である。最新のゲノム/オミックス・テクノロジーの紹介から、網羅的分子医学の世代的展開、パスウェイ準拠バイオマーカや薬剤開発、システム分子医学、がんのシステムバイオロジー、分子情報と医療情報を統合した臨床オミックスデータベースなど、広くこの分野の話題を網羅し、最新の成果を述べている。
目次
第1章 オミックス医療・システム分子医学の到来―次世代医療オミックスがもたらす医療の革命
第2章 疾患のオミックス解析
第3章 次世代高速シーケンサとその医療応用
第4章 システム分子医学の基本概念と戦略
第5章 がんのシステムバイオロジー
第6章 トランスレーショナル研究と臨床情報データベースの進展
著者等紹介
田中博[タナカヒロシ]
1981年東京大学大学院医学系研究科修了。1982年東京大学医学部講師。1989年マサチューセッツ工科大学客員研究員。1991年東京医科歯科大学教授現在に至る。2006年~2010年東京医科歯科大学大学院生命情報科学教育部長・大学教育研究評議員。現在、東京医科歯科大学難治疾患研究所生命情報学教授、東北大学東北メディカルメガバンク機構客員教授、医学博士、工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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