内容説明
本書は、コンピュータに具体的な指示を与えて実用的な計算を行うための基本事項を著した書である。プログラミング言語Ｃの必要最小限の文法のみでプログラムを記述する能力を培えるように工夫されている。細かい文法の知識よりもデータ処理の流れを身につけることを目標とし、高校数学程度の簡単な（でも手作業では難しい）計算を題材として、多くの具体的例題（プログラムや実行例）を解説している。くわえて、初学者が陥りやすいミスや誤解を極力減らすために、実用的知識や注意すべき事項を適宜与えるなどの配慮もなされている。
目次
第１部 コンピュータを知ろう（コンピュータの構成；ファイルとコンパイル；数値データ（整数と実数））
第２部 Ｃの基礎を使おう（基本構造と出力；四則演算・変数・数学関数；数値の入力とファイルへの入出力 ほか）
第３部 数値計算をしよう（統計；ソート：データの並び替え；回帰直線（最小二乗法） ほか）
著者等紹介
首藤健一［シュドウケンイチ］
１９９１年早稲田大学理工学部卒。１９９７年東京大学大学院理学系研究科修了（博士（理学）、１９９７年）。現在、横浜国立大学大学院工学研究院准教授
眞銅雅子［シンドウマサコ］
１９９６年九州大学理学部卒。２００１年九州大学大学院総合理工学研究科修了（博士（理学）、２００１年）。現在、横浜国立大学大学院工学研究院特別研究教員
中津川博［ナカツガワヒロシ］
１９９３年横浜国立大学工学部卒。１９９８年横浜国立大学大学院工学研究科修了（博士（工学）、１９９８年）。現在、横浜国立大学大学院工学研究院准教授
松井和己［マツイカズミ］
１９９８年東北大学工学部卒。２００３年東北大学工学研究科修了（博士（工学）、２００３年）。現在、横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
蔵本哲治［クラモトテツジ］
１９８０年京都大学理学部卒。１９８５年京都大学大学院理学研究科修了（理学博士、１９８６年）。現在、横浜国立大学大学院工学研究院准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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