出版社内容情報
新石器時代を起源とし、世界中で今も愛されているヨーグルト。その種類や健康効果、宗教との関係、世界のヨーグルトの多様性、植物性や砂糖不使用などの最新事情など、ヨーグルトの歴史と未来を多角的に紹介する。レシピ付。
内容説明
新石器時代を起源とし、世界中で今も愛されているヨーグルト。その種類や健康効果、宗教との関係、世界のヨーグルトの多様性、腸内細菌叢や脳腸相関の最新の知見など、ヨーグルトの歴史と未来を多角的に紹介する。レシピ付。
目次
序章 先史時代から愛され続けた食べ物
第１章 ヨーグルトの起源
第２章 聖なる食べ物―信仰とヨーグルト
第３章 微生物の偉大な力
第４章 ヨーグルトの市場進出
第５章 多様なヨーグルト製品
第６章 ヨーグルトと腸のおいしい関係
第７章 世界のヨーグルト事情
第８章 自家製ヨーグルトの作り方
終章 ヨーグルト万歳！
著者等紹介
ハーシュ，ジューン［ハーシュ，ジューン］ ［Ｈｅｒｓｈ，Ｊｕｎｅ］
作家、フード・アーキビスト。ホロコーストの生存者１００人以上とその親族にインタビューし、家族のレシピを紹介した『Ｒｅｃｉｐｅｓ Ｒｅｍｅｍｂｅｒｅｄ：Ａ Ｃｅｌｅｂｒａｔｉｏｎ ｏｆ Ｓｕｒｖｉｖａｌ』を２０１１年に出版。ニューヨーク在住
富原まさ江［トミハラマサエ］
出版翻訳者。『目覚めの季節～エイミーとイザベル』（ＤＨＣ）でデビュー。小説・エッセイ・映画・音楽関連など幅広いジャンルの翻訳を手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋良
20
ヨーグルトが生まれたのはブルガリアじゃないよ、トルコだよってトルコ人が前に言ってた。日本より美味しかったのはキュウリとヨーグルトと羊肉。アナトリアで誕生し、乳糖不耐の人々を救ってきたヨーグルト。日本の酸っぱいやつだけじゃなく、こってりしたのや成分が違うものなど色々ある。確かカルピスもモンゴルの乳製品から着想を得たんじゃなかったかな？後半にはヨーグルトの作り方も載ってるけど、菌の混入リスクを考えると安全な市販のものを食べたいと思う。2023/09/19
くさてる
17
世界最古の発酵食品であるヨーグルト。その歴史と文化を紹介した一冊。ホントに昔から、世界各国でいろんな種類のヨーグルトが食べられてきたんだなということが分かります。宗教や文化、健康食としての扱われ方まで幅広い愛され方が面白かった。2021/12/04
翠埜もぐら
10
毎朝手作りカスピ海ヨーグルトを食べている身としては大変興味のある話だったのですが、ヨーグルトの歴史と言うよりは、ヨーグルトが大量生産されるようになってからの歴史がほとんど。会社と製品の名前が大量に出てきます。ただ消費者の嗜好の変化でヨーグルトの種類や扱われ方が変化してくる話は面白かったです。健康志向も時代によって方向が違うのね。世界のヨーグルトを使ったレシピや、自家製ヨーグルトの作り方も。でもビフィズス菌やギリシャヨーグルトやケフィアは載っているのに、なぜかカスピ海ヨーグルトがありませんでした。残念。2021/12/05
木倉兵馬
2
ヨーグルトは明治乳業の製品が有名なのでヨーロッパ全域のものかと思いきや、アナトリアやバルカン周辺がメインの地域みたいです。また、ネルソン・マンデラはズールー式のヨーグルトを食べたくなったせいで潜伏中の白人支援者の家から出ていくことになったのだとか（南アフリカの白人にはヨーグルト文化がなかった）。「食」の図書館シリーズはハズレがないし読了に時間もかからないのでありがたいです。2022/05/10
Go Extreme
2
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