内容説明
全作品の詳しい紹介からホームズ年表、当時の生活や風俗、ホームズ・スポット、映像作品やパロディ・パスティーシュまで、200点あまりの図版とともに1冊に凝縮。
目次
プロローグ―ホームズ・ワールドの住人たち
帽子なしのホームズを想像できるだろうか―挿し絵のもつインパクトについて
ヴィクトリア朝時代の生活
真実の剣、正直の刃―アーサー・コナン・ドイル小伝
ホームズのロンドン
写真で見るホームズ・スポット
ロンドン・ミステリマップ
探偵たち―プロとアマチュア
生涯で最良の役柄
憂鬱な顔をしている?―ホームズの愉しみはなんだったか〔ほか〕
著者等紹介
日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ。英米文芸翻訳家。青山学院大学卒。日本推理作家協会、日本シャーロック・ホームズ・クラブ、ベイカー・ストリート・イレギュラーズ(BSI)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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颯奏
2
子供の頃読んだホームズを読み返してみたくなり、どんなはなしがあったかな~と手に。当時の文化、時代背景といったヴィクトリア朝の解説もさらっとあるのがよかったです。子供の頃は時代背景なんてすっとばして呼んでいましたから。2015/06/08
こ たえ
1
忌まわしき花嫁のために復習中(とばし読み)2016/02/26
こ たえ
1
シャーロック・ホームズという作品が、どれだけ世界中で愛されているかを実感した。聖典を読んでいる時に感じた疑問が解けた部分が多い。これを読んだ上で、もう一度聖典を読み直したい。序文がすごく気に入った。2013/01/10
ぽま
1
ホームズについての広範な手引き書。大半は正典の記述についての考察だが、その背景であるヴィクトリア期の解説から正典60編の紹介、パスティーシュ群やホームズ団体の紹介なども含んでいる。他研究書などを読み込んだ重度のシャーロキアンなら、あまり内容に目新しさは感じないかもしれない。反面、殆ど正典を読んだ事のない方の導入書というには情報量が多すぎるため、一通り正典に触れた読者向けか。2012/02/25