文庫クセジュ<br> ビザンツ帝国の歴史―政治・社会・経済

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ビザンツ帝国の歴史―政治・社会・経済

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  • サイズ B40判/ページ数 170p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560510636
  • NDC分類 209.4
  • Cコード C1222

出版社内容情報

330年5月11日、コンスタンティヌスが自らの名前を授けて創建した「新しいローマ」は、1453年に陥落するまで、千年以上にわたって存続した。のちにビザンツと呼ばれるこの帝国は、いかにして存続できたのか? 政治・社会・経済・軍事・宗教・外交面など、どのように体制を整え、古代末期から中世へと移行していったのか?
著者ジャン=クロード・シェネはフランスを代表するビザンツ研究者であり、本書は本邦初の翻訳書となる。著者の研究対象は、プロソポグラフィー(史料をもとに特定の人物の個人情報を調べ上げ、歴史上の人物の心理や行動を意味づける)によるビザンツ貴族の研究と、印章学研究を中心とする、ビザンツ史全領域である。
本書では、およそ千年に及ぶ帝国の歴史を、独自の時代区分の枠組みを提案しながら、簡潔かつ明解に論じる。

内容説明

三三〇年五月十一日、コンスタンティヌスが創建した「新しいローマ」は、千年以上にわたり存続した。のちにビザンツと呼ばれるこの帝国は、いかにして存続できたのか?本書は、フランスを代表する著名なビザンツ研究者が、政治・社会・経済を中心に歴史を辿りながら、独自の時代区分の枠組みを提案する。

目次

序文
第1章 東方のローマ帝国の誕生(帝国とその君主;コンスタンティノープルと東方の再編;帝国のなかの教会)
第2章 中世国家の形成(五二七‐七一八)(社会経済的変容;再設計された帝国;侵略の衝撃;ムスリムの挑戦に対する応答)
第3章 帝国の復興(七一八‐一〇五七)(イサウリア朝からアモリア朝へ;マケドニア朝の最初の一世紀における変容;中世の絶頂期(九五九‐一〇五七))
第4章 ラテン人とトルコ人に挟まれたビザンツ(一〇五七‐一四五三)(維持された均衡(一〇五七‐一一八〇)
ヨーロッパへの後退(一一八〇‐一三四一)
トルコ人服属化のビザンツ)
結論

著者等紹介

シェネ,ジャン=クロード[シェネ,ジャンクロード] [Cheynet,Jean‐Claude]
1947年生まれ。パリ第4ソルボンヌ大学名誉教授。国際的なビザンツ学術誌Revue des ´etudes byzantines編集長、CNRS附属ビザンツ歴史・文明研究センター所長を歴任するなどフランスを代表するビザンツ史家。とくにビザンツ中期の貴族・軍隊研究および印章学研究に関して多くの著作がある

根津由喜夫[ネズユキオ]
1961年生まれ。金沢大学法文学部史学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、金沢大学人間社会研究域人文学系教授。専門はビザンツ帝国史。とくに中後期の政治体制、政治文化、社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

31
千年以上にわたって存続したのちにビザンツと呼ばれるこの帝国は、いかにして存続できたのか?フランスを代表するビザンツ研究者の著者が簡潔かつ明解に論じる一冊。東方のローマ帝国の誕生に始まるコンスタンティノープルと東方の再編、教会との関係。再設計されてゆく帝国とムスリムの挑戦、イスラムに勝利してバルカン半島を制覇した中世期の絶頂期から、ラテン人とトルコ人に挟まれる状況に陥っていく中でのヨーロッパへの後退、トルコ人服属下に至るまでの流れを最近の傾向を取り入れながらコンパクトにまとめていて訳文も読みやすかったです。2024/02/26

じょあん

6
ビザンツ帝国一千年についてのコンパクトですばらしい通史。印象的だったのは、単性論派の存在がアラブの拡大の原因とする説を否定していること、貴族層の肯定的な評価、アンドロニコス3世時代をヨーロッパ国家として生き延びようとしていた時代として描き、発展が見られたことを述べていることである。根津先生の訳文も読みやすい。2024/01/29

Teo

0
これは良きビザンツ帝国の通史。ざっと理解するにはこれ一冊で良いのではないか。日本で書かれたのとは若干視点が違う感じがするが、それがまた良い。人口増によって国力が回復するなどの視点が入っていたりする。2024/03/31

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