出版社内容情報
学校と政治・宗教、学校知の構築、伝達方法、制度の組織化、職業教育、就学の不平等、技術革新の影響など、7つのテーマで概観する。
内容説明
フランスでは平均して十五年間、学校教育を受ける。それを担う学校制度を中心とするシステムは社会の安定に不可欠である。本書は、その歴史を古代ギリシアへ遡り、学校と権力、学校知、教授法、職業教育、機会の平等、技術革新等のテーマごとに、現代まで論じる。
目次
第1章 学校と権力―教会から国家へ
第2章 学校知の構築
第3章 教育実践の進化と教授法をめぐる論争
第4章 自律と集権化の狭間にある学校
第5章 職業への教育―同業組合から技術教育へ
第6章 学校と不平等
第7章 学校における技術革新
著者等紹介
トゥロジェ,ヴァンサン[トゥロジェ,ヴァンサン] [Troger,Vincent]
歴史学博士。元ナント教育研究センター准教授(教育科学)
リュアノ=ボルバラン,ジャン=クロード[リュアノボルバラン,ジャンクロード] [Ruano‐Borbalan,Jean‐Claude]
歴史学博士。フランス国立工芸院イノベーション学科教授。「社会における科学技術史研究室」室長、ミシェル・セール研究所代表、ヨーロッパ教育・社会政策研究所所長
越水雄二[コシミズユウジ]
同志社大学大学院社会学研究科、博士後期課程准教授。教育学修士(京都大学)。フランス教育史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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