出版社内容情報
「薔薇の香りと血の匂い」とが交じり合う中世独特の雰囲気をキーワードから解説。中世を生きた世界として感じる解説書。
内容説明
中世の文学研究者と文化史を専門とする歴史家が手を携えた解説書。法と国家、社会制度、宗教、物書と文学など、現実と想像界が良いバランスで描かれている。文化史を踏まえることで文学作品の理解が深まり、また当時の人びとがどのように生きていたかがわかる。
目次
寓意
年代記、編年記
古代
アーサー王
作者
冒険
アヴェロエス主義
美醜
ベネフィキウム(恩貸地、聖職禄)
動物寓意譚〔ほか〕
著者等紹介
高名康文[タカナヤスフミ]
1969年生まれ。東京大学文学部仏語仏文学科卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。在学中にポワチエ大学中世文化研究所でDEA取得。福岡大学人文学部専任講師、准教授、教授を経て成城大学文芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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