共通語の世界史―ヨーロッパ諸言語をめぐる地政学

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560096598
  • NDC分類 802
  • Cコード C0022

出版社内容情報

共通語の世界史

ホモ・ロクエンス全史と商業・宗教・軍隊

 ヨーロッパに息づく少数言語から、世界中で息まく連合言語まで!
 ホモ・ロクエンス(話すひと)の驚くべき多様性がおりなす人類史をめぐり、ことばの「シェア」に秘められてきた三大要素をときあかす。
 「アメリカ合衆国からオーストラリアやニュージーランドまで、南アフリカからカナダまで、さらには、インドのように、英語が国民語ではないまでも公用語の地位に就いている国々が同じくらいのひろがりを見せていることも考えに入れるなら、英語が商業と軍隊によって地球上の津々浦々にまでもち運ばれて、広大な空間を占めるにいたったわけである。[…]ヨーロッパでは、言語が愛国意識を高めるきっかけとなることがよくある。そのヨーロッパにおいて、言語による自己主張の渇望は、共通語の必要性をなきものにしないまでも、共通語の圧力を減らそうとする性質をもっている。こうしてみると、ヨーロッパは、英語に開かれていると同時に、言語的多様性を守ろうとする明確な態度を示していると言える」(本書より)。
 社会言語学の泰斗による名著、待望の邦訳。巻末に、言語分布地図・言語名索引付。

クロード・アジェージュ[アジェージュ]
著・文・その他

糟谷 啓介[カスヤ ケイスケ]
翻訳

佐野 直子[サノ ナオコ]
翻訳

内容説明

商業・宗教・軍隊。ヨーロッパに息づく少数言語から、世界で息まく連合言語まで!ホモ・ロクエンス(話すひと)の驚くべき多様性がおりなす人類史をめぐり、ことばの「シェア」に秘められてきた三大要素をときあかす。社会言語学の泰斗による名著、待望の邦訳。言語分布地図・言語名索引付。

目次

第1部 連合言語(ヨーロッパの共通語;ヨーロッパと英語;ドイツ語と東方の呼び声;フランス語とその多様な使命)
第2部 ヨーロッパ諸言語の豊かさと錯綜(多種多様な声の限りない誘惑;錯綜するコード)
第3部 ヨーロッパの諸言語とナショナリズムの挑戦(言語からの号令;ことばの城塞)

著者等紹介

アジェージュ,クロード[アジェージュ,クロード] [Hag`ege,Claude]
1936年生まれ。フランスの言語学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

20
ヨーロッパの大小様々な言語の来歴と展望を綴ったエッセイ風概説書。著者はユダヤ系フランス人の言語学者。原書の初版は1992年で、ソ連崩壊とEU発足の狭間の時期にあたる。著者はヨーロッパの多言語主義を尊重し、いわゆるマイナー言語のことに気を配りつつも、一方で欧州におけるフランス語などの大言語の優位を自明のこととして記述している。また、特定の言語に対して少々偏った見方を持っているようで、読んでいてなんとも言えない気分になった。東欧の飛び地言語やセファルディムのスペイン語など、貴重な情報も多いだけに残念。2019/02/25

hana87

8
白地図塗り潰すのが好きな人は、きっとこの本も好き。複雑な民族の交わり、争いの歴史が言語からわかるのかー。その時代の地図と照らし合わせながら読みたい。

samandabadra

5
指導教官だった訳者から頂く。ヨーロッパの国民語以上の存在になったものと、それ以外の国民語にまで引き上げられることになった言語などに関する歴史的な経緯を描いた本と言えばあたるだろうか。ラテン語、カスティリーヤ語、イタリア語、エスペラント語で一章、英仏独語で一章ずつ。その他の諸地域の言語が文字を持つ(一つ以上の場合も)に至った経緯もある。ロシア語も大きなところを占めている。カルムイク語(?の部分はあるが…)やコーカサス諸語に関する記述もある。ハラルト・ハールマンの著作にも言及有。かなり網羅的ですばらしい一冊。2018/12/31

てり

2
ヨーロッパの言語、それぞれの成り立ちと特徴などを紹介。国境線の変化とともに言語の変化やその話者たちの移動など。この本もチュニジア生まれのフランス人が著者。ヨーロッパの言語について知りたいと思い、ここまで偶然にフランス人言語学者の本を三冊読んだが、なんというか、みんなクセが強い印象。フランス語こそ至高みたいなプライドが見え隠れしているイメージ。偏見かもしれないけど。2023/03/10

ミッキー

2
原書は少し古い本ですが、ヨーロッパ史を理解する上で有効です。言語間の競合関係も良く理解出来ました。参考になります。2019/07/06

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