出版社内容情報
自宅に漂うわずかな化学物質が微熱、頭痛、吐き気などを招き日常生活に支障を。日本で生活する以上発症の可能性は誰にも。しかし不明な点も多く効果的治療法なき現代病。実態と快方にむかうまでを綴る初の体験手記。
内容説明
住宅内に使われた殺虫剤が原因で化学物質過敏症になった家族は、身近にありふれた微量の化学物質でも体調を崩すように―。多発する食物アレルギー。子どもたちは学校にも行けなくなって、それでも化学物質を避けることで取り戻した家族の絆―化学物質の被害と闘った家族の5年間の記録。
目次
第1章 こんなはずじゃなかった
第2章 有機リン殺虫剤の長期曝露から化学物質過敏症へ
第3章 化学物質過敏症とは
第4章 治療の中心は化学物質を避けること
第5章 多発する食物アレルギー
第6章 解毒が進むことで慢性的な症状が改善
第7章 学校に行けなくなった子どもたち
第8章 常識を問い直す―化学物質過敏症の窓から
著者等紹介
小峰奈智子[コミネナチコ]
1978年岩手県雫石高等学校卒業。’82年岩手大学教育学部卒業。学生時代は、セツルメント活動に明け暮れる。学童保育の指導員、小学校講師などを経て、私立久保学園高等学校(現・盛岡女子高等学校)に3年間勤務。家庭栄養研究会会員、化学物質過敏症ネットワーク会員、不登校を考える盛岡地区父母会会員
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