内容説明
再生可能エネルギーに企業がこぞって参入するなか、単なる「電源」の転換ではなく、農山村のコミュニティが熱や動力を含めたエネルギーの自給力・供給力を高めながら豊かになる道はあるか。大規模集中エネルギーシステムから分散複合型エネルギーシステムに転換する方策を、小水力発電と森林バイオマスを中心に、具体例に即して大胆に提言する。
目次
序章 持続可能なエネルギーとコミュニティ再生
第1章 地域におけるエネルギー転換の可能性
第2章 コミュニティ・エネルギーに挑む農山村―小水力発電を中心に
第3章 中山間地域における小水力発電による地域再生の可能性―宮崎県五ヶ瀬町の事例から
第4章 足元の豊富な資源、森林バイオマスを見直す
終章 地域再生とエネルギー政策―長野県飯田市の再生可能エネルギー政策が切り開く未来
著者等紹介
室田武[ムロタタケシ]
1943年群馬県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。ミネソタ大学Ph.D.(経済学博士)。同志社大学大学院経済学研究科教授
倉阪秀史[クラサカヒデフミ]
1964年三重県生まれ。東京大学経済学部卒。千葉大学大学院人文社会科学研究科教授
小林久[コバヤシヒサシ]
1955年長野県生まれ。東京農工大学大学院連合農学研究科修了。茨城大学農学部教授
島谷幸宏[シマタニユキヒロ]
1955年山口県生まれ。九州大学大学院工学研究院土木工学専攻修士課程修了。九州大学大学院工学研究院環境社会部門教授。博士(工学)
山下輝和[ヤマシタテルカズ]
1972年福岡県生まれ。名古屋大学農学部卒業。特定非営利活動法人南畑ダム貯水する会理事長。九州大学大学院工学研究院環境社会部門学術研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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