内容説明
東南アジアのほぼ中央に位置している熱帯の国タイ。普段どんなごはんを食べているのか、タイ北部チェンマイの近くの町に住むある一家の日常的な食生活の様子を覗いてみましょう。
目次
食事の基本は米のごはんです
ナムプリックは家庭の味
昼ごはんは手早く済ませます
晩ごはんはみんなでゆっくり食べます
台所の様子を覗いてみると
一週間の料理です
ごはんがすすむ強くはっきりした4つの味
市場に行ってみましょう
屋台をよく利用します
いろいろなマナーがあります
仏教と結び付いた食事があります
季節によって、行事と結び付いた食事があります
地方によって食事が違います
タイのごはんをつくってみましょう
もう少しタイのごはんの話
著者等紹介
銀城康子[ギンジョウヤスコ]
1956年、青森県生まれ。管理栄養士。2年半フランスに滞在し、フランス在住日本人の食生活調査、各地の日常食調査を行なう。帰国後、病院勤務を経て、現在、短期大学非常勤講師
いずみなほ[イズミナホ]
ジャカルタ生まれ。上智大学卒業後、会社員を経て、日本児童教育専門学校で絵本制作を学ぶ。絵本のイラストの他、童話創作も手掛ける。本作では、食べもの以外の人物・背景等のイラストを担当
星桂介[ホシケイスケ]
1979年、神奈川県生まれ。イラストレーター。日本児童教育専門学校絵本創作科卒業。教材や雑誌の挿絵、イラストを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
57
タイもベトナム同様お米文化。日本のうるち米と違いサラサラしていて炒飯向き。タイで嬉々としてドリアンを食べたが食べきれずホテルの冷蔵庫に保存したら大変な事に!冷蔵庫を開けるとドリアンの臭いが部屋中にwwwまた行ってチャオプラヤ川のほとりでボーっとしたい。食べ物もおいしく人々の微笑み、親切で暖かい人柄、信仰心が素晴らしい国。2023/07/25
seacalf
51
久しぶりに馴染みのタイ料理の店に行ったら、いつも気さくに接してくれた名物ママさんが引退、娘さんにお店を引き継ぐことになったそうだ。淋しい。コスパ良くあらゆる料理を堪能してくれていたから今後も変わらず引き継いでくれる事に期待。安定のこの絵本シリーズ、タイに関しても大人が感心する情報がいっぱい。まずは同じ主食の米でも種類や炊き方の違うことをしっかり説明。各家庭ごとの調味料ナムプリック、蒸し暑いタイならではのくっきりした味付け、市場や屋台、仏教国ならではの習慣、地方食など今回も幅広く紹介してくれている。2023/09/06
ぶんこ
42
こちらのシリーズでは初めてかもしれない暑い国のごはん。作り置きは作らない、腐りやすいので買いだめもしない。毎日市場でその日に必要な食材だけを買ったり、野菜を自家栽培している家も。また市場で出来上がっているおかずを買ってくることも。大変だと思ったのは、毎朝調理ペーストとなるナムプリックを手作りすること。お米が主食ですが、北では餅米、南はウルチ米と産地によってちがうことに愕きました。2022/05/09
FOTD
21
暑い日が続くので、暑い国ではどんな食事をしているのか、と手に取った本。まず、表紙の水上市場の写真が良い。昔から周辺の国との交流が盛んだったので、中華料理、マレー料理、インド料理、などを取り入れて種類も豊富なのだ、なるほど。米の炊き方が違うのは、タイのウルチ米は長粒米だからか。朝、昼、晩、食卓に乗る ナムプリック興味あり!朝と昼の食事はささっと済ませ、夜はゆっくりと。暑いから作り置きはしない、屋台で買ってくることもある、納得。食卓に生野菜が乗るのも多いようだ。参考にしたい。2023/07/28
猫
14
図書館本。いろんな国の家庭のごはんを見てみよう、なシリーズのタイ編。タイのおふくろの味はナムプリック。唐辛子と色んな野菜や調味料を合わせた調味ペーストで、家庭によって味が違うのだそう。食事は米(タイ米&もち米)とおかずで、辛みの強い味付けで買い置きや作り置きをしないという、暑い地域らしい食文化。生で食べられるナスにちょっと驚き。2017/10/29