出版社内容情報
テロと環境破壊に終焉する近代からの脱出の途を、定年帰農など新たな暮らし方の動きに見出す。
内容説明
アジア文明は近代にどのように敗北してきたかを冷静に見据え、そこからの復権の途を地方の動きに見出す。「アジアの復権」の中心的課題は、生活の再建にある。混迷の時代にこれからの日本の進路を提示する『希望の書』。
目次
序章 「人類の危機」という問題の提起
第1章 資本主義―「成長」の文明
第2章 資本主義の文明的帰結
第3章 アジア文明の特質とその現代的意義
第4章 アジアの復権
第5章 日本における「アジアの復権」を目指して
終章 「アジアの復権」は既に大きく胎動している
著者等紹介
中屋敷宏[ナカヤシキヒロシ]
1935年生まれ。佐賀県鳥栖市出身。九州大学文学部大学院修士課程(中国文学専攻)修了。2001年弘前大学人文学部退官。現在、弘前大学名誉教授。日本有機農業研究会幹事。1998年より1500坪の果樹園と畑を無農薬有機栽培で管理、耕作している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。