図説・中国文化百華
火の料理水の料理―食に見る日本と中国

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784540030925
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0322

目次

1 水の国火の国(水と油;きわだつ表現のちがい ほか)
2 中国料理を特色づけるもの(香りと香辛料、そして薬膳;中国料理を世界に広めた―乾貨 ほか)
3 中国からわたってきたもの(中国野菜;豆腐 ほか)
4 地域で異なる食文化(米と小麦粉;地域と地方料理 ほか)
5 中国料理の基礎知識(料理名とメニューの組み方;厨房器具 ほか)

著者等紹介

木村春子[キムラハルコ]
中国料理研究会代表。日本ホテルレストランサービス技能協会顧問。東京都生まれ。お茶の水女子大学中国文学科卒業。1960年より中国料理研究の道に入り、その風土や歴史から生まれた中国料理本来の姿を追求しながら、調理技術技能評価中央試験委員、東京栄養専門学校・聖徳大学非常勤講師などを歴任、今日に至っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GEO(ジオ)

5
数年ぶりに再読。日本と中国にはやはり食文化についてもある程度の違いが認められる。これは言葉にも影響を及ぼしたのであろうか?日本語では擬音語を用いなければ食感をうまく表現できないが、中国語ではたった一文字で食感を表現することができる言葉が実に多彩なのである。2015/10/01

GEO(ジオ)

3
料理から見た日中食文化の違いを論じた著作。日本は安全な海水がふんだんにあったため、水を使った味付けをあまり施さない料理が発展し、対して中国では火を使った料理が発展した。そのほかにも、日本の食事作法は美を重視するが、中国の食事作法は人間関係を重視するなど、面白い記述が多々あった。2011/03/14

aoto

1
中国における基本的料理を教えてくれる本。レシピ本というより、風土や地理的要因から説明してくれるので、食文化というものの理屈がわかるのが特徴。日本との比較もあるので、風土や水の観点から料理を考えるという意味でも見落としがちな料理の本質が垣間見えた気がした。スパイスや野菜など、効用のまとめが載っているのも面白い。2022/02/06

ボ~

0
中華料理全般を俯瞰するような一冊。歴史や漢詩に触れられるのも良かった。2009/12/25

ヨックモック

0
中華は複雑で調和を重んじる火の料理。交響曲。和食は単純で純粋さを尊ぶ水の料理。ピアノソナタ。2020/06/12

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