図説・中国文化百華 王朝の都 豊饒の街―中国 都市のパノラマ

伊原 弘【著】

農山漁村文化協会（2006/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 206p／高さ 22cm
• 商品コード 9784540030895
• NDC分類 222
• Cコード C0322

目次

１　都市の図像（宇宙の都市、地上の都市；意匠と記号の世界；地図に描かれたもの）
２　都市のなかへ（パノラマの都市へ；陸游の旅；都市の浮かぶ海）
３　画像のなかの都市（『清明上河図』の世界；切り取られた風景のなかから；絵画の風景）

著者等紹介

伊原弘［イハラヒロシ］
１９４４年朝鮮大邸府生まれ。中央大学文学部史学科卒業。ｄ．ＮＰＯ文明と社会研究所所長。日本大学、立正大学、城西国際大学講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[崩紫サロメ]

『清明上河図』や『宋平江図』など、図像を用いた都市研究を一般向けに紹介したもの。著者は官僚社会と都市社会の研究を行っており、しばしばそれらは別のものと捉えられるが、両者は深く結びついた存在である、というのが著者の基本的な姿勢である。宋代の都市は近代とは異なり、孤立した巨大都市だけが生きていたのではなく、都市群が形成された、この都市群が巨大な人口を生み出し、それらを背景に宋代社会が出現し、花開いたと指摘する。

2021/12/15