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出版社内容情報
龍、麒麟、一角獣から人面犬、蛇頭魚身まで、中国でも忘れられている幻想動物に古代人の文化メッセージを読む。聖と妖の視点だけにとどまらず、アジア精神文化のルーツと広がりを探訪。500点に及ぶ図版が圧巻
内容説明
これが古代中国人のイマジネーション!天空を鳳凰が舞い大地を一角獣が駆ける。中国古代の幻想世界を解き明かす斬新な文化論。
目次
第1章 幻想動物のイコノグラフィー(記憶のかたち;動物幻想と古代人の動物観)
第2章 平和と幸運の使者(王道のアレゴリー;幻想の政治学)
第3章 一角獣ファミリー(多芸多才な生き物;それぞれの役目)
第4章 つばさに願いをこめて(鳥類を率いる聖なる鳥;天を翔る魅惑)
第5章 象徴空間のあるじたち(聖性はこうして獲得された;分身、子孫と脇役たち)
著者等紹介
張競[チョウキョウ]
1953年、上海市生まれ。中国の華東師範大学を卒業後、同大学助手をへて85年、日本に留学。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化博士課程修了。博士号取得。国際日本文化研究センター共同研究員など歴任、現在、明治大学教授。専門は日中比較文化史
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