出版社内容情報
精神分析と愛着理論の再統合という理論的背景をもち、トラウマ治療への応用など汎用性の高い注目のアプローチを極めて平易に解説。
内容説明
境界パーソナリティ障害から解離性同一性障害、複雑性PTSDまで、愛着関係のつまずきのために生きづらさを抱える人たちへの治療法としてのMBT(メンタライゼーションに基づく治療)、その理論と臨床実践をきわめてやさしく解説する。
目次
第1部 メンタライゼーションとは何か(メンタライゼーションとは;メンタライゼーションとの出会い;なぜメンタライゼーションか―個人的体験)
第2部 メンタライゼーションに基づく治療とは何か(境界パーソナリティ障害から解離性同一性障害へ―愛着外傷という社会問題への処方箋;母思う、ゆえに我あり;こころの原始的モード;よそ者的自己(1)―その定款と誕生の経緯)
第3部 メンタライゼーションに基づく治療の実際(治療者の基本姿勢とメンタライゼーションの不均衡への挑戦;介入の手順;未来に向けた転移の利用とよそ者的自己;非効果的なメンタライジング;メンタライゼーションの意義と価値;新型コロナウイルス時代のメンタライゼーション)
著者等紹介
池田暁史[イケダアキフミ]
1972年山形県に生まれ、エドヒガンの古木群に魅せられながら育つ。1999年東京大学医学部卒業、東京大学医学部精神神経科入局。2003年杏林大学医学部精神神経科学教室。2011年文教大学人間科学部臨床心理学科准教授。2016年~現在、文教大学人間科学部臨床心理学科教授。2017年~現在、恵比寿にて個人開業。専門、精神分析・力動精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 「見た目が9割」内定術