法廷のなかの精神疾患―アメリカの経験

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535513389
  • NDC分類 498.12
  • Cコード C3047

内容説明

本書では、「精神疾患と法」をめぐる6つの局面、すなわち、入院過程、入院患者の権利、家族、欠格条項、刑事司法、治療者の責任、のそれぞれについて、試行錯誤を繰り返してきたアメリカ合衆国の経験を裁判例中心に跡づけるなかで、日本における指針を得ようとしている。もちろん、法の体系も社会・文化的背景も異なるアメリカの法理をそのまま日本に直輸入することはできない。しかし、アメリカの判例は、類似の判例の少ない日本において、少なくとも理論的には大きな影響を与えている。本書は、各テーマについて、代表的な判例の背景・事実・判旨を紹介し、関連する判例、立法等とあわせて検討を加えている。そのさい、当然のことながら日本法との比較を常に念頭に置いている。

目次

序章 精神疾患と法
第1章 治療の対象としての精神疾患
第2章 入院患者の権利
第3章 家族と精神疾患
第4章 欠格事由としての精神疾患
第5章 刑事司法と精神疾患
第6章 精神障害者の殺傷事件と治療者の責任

著者等紹介

横藤田誠[ヨコフジタマコト]
1956年広島県福山市生まれ。1979年広島大学政経学部卒業。1989年広島大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得。現在、広島国際大学医療福祉学部助教授。専攻は憲法・医事法
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