内容説明
平成の大合併、地方分権改革の荒波の中でもがく地方自治体―。夕張破綻の構造を明らかにし、地域再生に必要な発想を提言。
目次
プロローグ 都市サービスが止まる日
第１章 ドキュメント「夕張破綻」（開けるか再建への視界；財政破綻が表面化；迷走、再建計画策定；何が破綻をもたらしたのか；もう行政には頼っていられない）
第２章 改革の荒海のなかで―変わる自治制度（三位一体改革への幻滅；うごめく首都再編構想；忍び寄る破綻の足音；広がる不信；公会計計画の波）
第３章 広がる格差―行政サービス調査から（生活コストの地域差；公共料金―二倍以上の差も；教育―限られた予算で政策を競う；高齢者福祉―大都市近郊都市で充実；政策実施状況ランキング；四分の三は「高サービス・財政悪化」型）
第４章 自治体再生への挑戦―破綻の連鎖を防ぐ（生き抜く知恵を競う時代；「小さな自治」と併存するには；政策で輝く自治体に；道州制への挑戦）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
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9-22 夕張から 三位一体(国が地方に配分する国庫補助負担金を削減し、その分の国税の一部を地方税に移し、同時に自治体の財政不足を補う地方交付税の見直しを進める。・・) 報告書 「格差問題」が話題になる今、個人の所得格差のほか、地域間の格差も注目を集めている。平成の大合併、地方分権改革の荒波の中でもがく地方自治体－。夕張市の財政破綻の構造を明らかにし、地域再生の方向性について提言する。2007/09/08
まさと
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大学時代に読んだ本2015/12/31
夜のワシントン
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夕張市の破綻までの軌跡、地方自治の変化、地域格差の現状、自治体再興への実例・提案について。簡単に言うと、地方公務員、首長が国の補助に頼りきって腐ってたという話。税金泥棒というか、売国奴と言っても過言ではない。こういう連中は「政治犯」として強制労働でもさせた方がいい。しかしながら、過疎化などそれだけでない地域もある。歳入が減ることについて、歳出を増やすことについて、対策を練って実行する必要があるということ。企業と同じ。アイディアもなく、昔の手法・ノウハウに頼っていたら潰れてしまうのである。2010/06/08
