グリーン革命〈下〉―温暖化、フラット化、人口過密化する世界

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532314422
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0036

内容説明

トヨタのプリウス、三菱重工のタービン発電機、シャープのソーラーパネル、日産が進んで求める排ガス規制強化―日本を代表する企業がグリーン・テクノロジーで世界をリードする日は近い。専門家の多くが、日本は地球上でもっともエネルギー効率のいい先進国だと断言し、エネルギー価格高騰の時代でも繁栄する備えができているというのだ。だがいまアメリカと世界は環境規制、排ガス規制、省エネ基準を強化する政策を採用し、日本を追いかけようとしている。太陽力、風力、潮力、原子力、水力など再生可能エネルギーへの投資、ハイブリッド車、電気自動車、水素自動車など新しい自動車の開発、省エネビルの建設、高速度鉄道の新設…次なるグローバル産業はすべてグリーンから生まれるからだ。この得意分野で日本の優位を保ち、21世紀の雇用と経済的繁栄を創り出せるか。オバマ大統領も熟読し、主要政策に反映させた現代人の必読書。発売されるや、アマゾン・コムの年間ベストブック、ビジネスウィーク誌の年間ベストビジネス書に選ばれた話題作。

目次

第3部 前進の道すじ(承前)(エネルギー・インターネット―ITがETと出会うとき;石器時代が終わったのは、石がなくなったからではない;グリーンは退屈なもの;一〇〇万人のノア、一〇〇万隻の方舟;アルカイダにグリーンで勝つ―一つ買えばおまけが四つ)
第4部 中国(赤い中国はグリーンな中国になれるか?)
第5部 アメリカ(一日だけ中国になる―でも二日はだめ;民主的な中国か、それともバナナ共和国か?)

著者等紹介

フリードマン,トーマス[フリードマン,トーマス][Friedman,Thomas L.]
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学を主席で卒業後、オックスフォード大学で修士号を取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、1年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こり、この戦争、とくにサブラ・シャティーラ虐殺事件を取材したことで1983年のピュリツァー賞を受賞。1984年から88年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道、とくに第一次インティファーダ(民衆蜂起)の報道で再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた処女作『ベイルートからエルサレムへ』は1989年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての執筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞。著書に世界的ベストセラー『レクサスとオリーブの木』、第1回「ビジネス・ブック・オブ・ジ・イヤー賞」受賞作で累計300万部突破の大ベストセラー『フラット化する世界』などがある

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。トーマス・フリードマンの『フラット化する世界』で、訳文の完成度の高さを評価されて第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

22
本書は表紙見返しによると、 オバマ大統領も熟読されている という。 ETは映画のではなくて、 エネルギー技術(9頁)。 ITとのコラボが社会を変える。 グリーン革命(GI)は イノベーションの問題(48頁)。 中国は、汚い資本主義から クリーンな資本主義への移行は 一筋縄ではいかぬことを 指導部は学んだのでは、と 指摘されている(211頁)。 確かに、赤い川、青い川、 という映像を流されると、 汚染され放題という印象が強い。    2014/06/03

メルセ・ひすい

4
後付けがほとんど 通り一遍 あたりめえの話  お粗末 エネルギーは転換するが、人口は歯止めあり。 要するに限りなく、経済成長してどうするの?? 人口はこの後の世紀で減少すること間違いなし。識字率の向上は必ず効いてきます。歴史が明確に証明している。しかし隣の大国の共産党と米国の贅沢病は地球の危険分子。代表例として、ゴアの生活は傲慢の限り、口だけで謙虚さ皆無。 内容ない 表題が立派過ぎて恐れ多いよ! 酷評2009/05/16

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

3
☆×4.5…地震の件がありますから明らかに人事ではないわけで。どこの国にも自分がすがりつきたいためにグリーンを妨害する企業がいますね。あの企業は結局零落しましたがその後の対応でバッシングを受けましたね。まあ、当然かと。印象に残ったのは一人の少女の言葉です。本当、何もしないのって罪だなぁ。2011/08/25

Yoshi

3
「この地球上の競争(グリーン革命)では、全員が勝たないと、全員が負ける」「なにを言うかではなく、なにをやるかがおまえを決める」「ここ(グリーン革命)では、現在と未来が対決する-いまの世代と、子供や、まだ生まれていない孫が。」「時間はぴったりだ-今はじめれば間に合う。」、どの言葉もずしりと重かった。将来を見据えて自分にできることから順次始めなければと強く思った。2010/01/11

ふぇるけん

3
これまでの資本主義が見過ごしていた、環境に対するコストというものを世界全体で考えていかなければならない。特に中国とアメリカがグリーンに舵を切れるかどうかに命運がかかっている。日本政府にもグリーンをもっと推進してほしいものだ。2010/01/04

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