内容説明
トヨタのプリウス、三菱重工のタービン発電機、シャープのソーラーパネル、日産が進んで求める排ガス規制強化―日本を代表する企業がグリーン・テクノロジーで世界をリードする日は近い。専門家の多くが、日本は地球上でもっともエネルギー効率のいい先進国だと断言し、エネルギー価格高騰の時代でも繁栄する備えができているというのだ。だがいまアメリカと世界は環境規制、排ガス規制、省エネ基準を強化する政策を採用し、日本を追いかけようとしている。太陽力、風力、潮力、原子力、水力など再生可能エネルギーへの投資、ハイブリッド車、電気自動車、水素自動車など新しい自動車の開発、省エネビルの建設、高速度鉄道の新設…次なるグローバル産業はすべてグリーンから生まれるからだ。この得意分野で日本の優位を保ち、21世紀の雇用と経済的繁栄を創り出せるか。オバマ大統領も熟読し、主要政策に反映させた現代人の必読書。発売されるや、アマゾン・コムの年間ベストブック、ビジネスウィーク誌の年間ベストビジネス書に選ばれた話題作。
目次
第3部 前進の道すじ(承前)(エネルギー・インターネット―ITがETと出会うとき;石器時代が終わったのは、石がなくなったからではない;グリーンは退屈なもの;一〇〇万人のノア、一〇〇万隻の方舟;アルカイダにグリーンで勝つ―一つ買えばおまけが四つ)
第4部 中国(赤い中国はグリーンな中国になれるか?)
第5部 アメリカ(一日だけ中国になる―でも二日はだめ;民主的な中国か、それともバナナ共和国か?)
著者等紹介
フリードマン,トーマス[フリードマン,トーマス][Friedman,Thomas L.]
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学を主席で卒業後、オックスフォード大学で修士号を取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、1年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こり、この戦争、とくにサブラ・シャティーラ虐殺事件を取材したことで1983年のピュリツァー賞を受賞。1984年から88年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道、とくに第一次インティファーダ(民衆蜂起)の報道で再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた処女作『ベイルートからエルサレムへ』は1989年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての執筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞。著書に世界的ベストセラー『レクサスとオリーブの木』、第1回「ビジネス・ブック・オブ・ジ・イヤー賞」受賞作で累計300万部突破の大ベストセラー『フラット化する世界』などがある
伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。トーマス・フリードマンの『フラット化する世界』で、訳文の完成度の高さを評価されて第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
メルセ・ひすい
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
Yoshi
ふぇるけん