危機と人類〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 331p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532176808
  • NDC分類 209
  • Cコード C0020

出版社内容情報

現代日本の危機は、開国や敗戦と比してどう評価するべきか? 歴史の観点から日本が将来とるべき道を『銃・病原菌・鉄』著者が解明

内容説明

国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る―では、現代日本が選ぶべき変化とは何か?現代日本は数多くの国家的問題を抱えているが、なかには日本人が無視しているように見えるものもある。女性の役割、少子化、人口減少、高齢化、膨大な国債発行残高には関心が寄せられている一方で、天然資源の保護、移民の受け入れ、隣国との非友好的関係、第二次世界大戦の清算といった問題には、関心が低いようだ。現代日本は、基本的価値観を再評価し、意味が薄れたものと残すべきものを峻別し、新しい価値観をさらに加えることで、現実に適応できるだろうか?博覧強記の博士が、世界を襲う危機と、解決への道筋を提案する。

目次

第2部 国家―明らかになった危機(承前)(ドイツの再建;オーストラリア―われわれは何者か?)
第3部 国家と世界―進行中の危機(日本を待ち受けるもの;アメリカを待ち受けるもの―強みと最大の問題;アメリカを待ち受けるもの―その他の三つの問題;世界を待ち受けるもの)
エピローグ 教訓、疑問、そして展望

著者等紹介

ダイアモンド,ジャレド[ダイアモンド,ジャレド] [Diamond,Jared]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理学教授。1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞、マッカーサー・フェロー、ブループラネット賞など受賞多数。82歳となった現在も大学で学部生向けに地理学を教え、引退の予定はない。ロサンゼルス在住

小川敏子[オガワトシコ]
翻訳家。東京生まれ、慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍

川上純子[カワカミジュンコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、出版社勤務を経て、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。フリーランスで翻訳・編集の仕事に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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absinthe

213
各国の諸問題。日本を含む。アメリカの問題も示され、多くの問題は日本にも当てはまる。さらに、国際社会が立ち向かうべき問題も示された。核兵器、気候変動、格差社会、資源枯渇。ピンカーさんやリドレーさんに比べるとダイヤモンドさんはかなり悲観主義者に見えるが、問題点の指摘は鋭い。水産資源の保護に関して、日本が後進国だというのはサイエンスでも読んだ。2020/06/23

starbro

210
上・下巻、650頁弱、完読しました。過去も危機を乗り越えて来たから、未来の危機も乗り越えられるだろうという楽観的な論調です。個人的には、核の問題、気候変動、人口爆発、食料や資源の枯渇は、世界レベルで対応しないと解決出来ない深刻な問題と認識しています。日本の戦争責任の記述は、百田直樹が読んだら激怒するでしょうね(笑)2019/12/12

trazom

90
上下二冊で、国家が危機を乗り越えた例として7カ国(フィンランド、日本、チリ、インドネシア、ドイツ、オーストラリア、アメリカ)が紹介される。強い自負心で周辺国と強かな外交を展開するフィンランドとチリ、国家アイデンティティの創出に腐心するインドネシアとオーストラリア。幕末の日本には、前者の強かさがあったが、現在の日本は、過去を謝罪し清算したドイツとの対比が明らかである。ダイアモンド先生は、個人が危機に対応する方法論で国家の危機を考察するが、その分析は成功していない。この本の価値は7つの事例の豊かさにある。2020/08/16

molysk

80
下巻の内容は、漸進する危機を迎えた国家の例として、ナチスの誤りを徐々に受け入れた戦後のドイツ、イギリスとの絆を諦めてアジアとの関係を築いたオーストラリア。最後に、現在直面する危機を、日本、アメリカ、そして人類について総括する。作者が深刻な課題として指摘するのは、日本の国家債務、アメリカの政治の二極化、人類全体に対しては核兵器、気候変動、資源の枯渇である。国家の危機を個人の危機になぞらえる本書の内容は、企業などの様々な組織に対しても示唆に富むものであろう。明確な論旨と簡潔な記述が、作者の博識をうかがわせる。2022/11/03

キムチ27

69
ジャレド氏にとって声高に叫ばずにはいられぬだろうから繰り返したのだろうが、下巻は些かそんなニュアンスが多い事と、現在進行形の危機に加えた露問題が脳裏にあり非常に呻吟する想いで読了。ただ「無知は罪なり」という言葉が脳裏を巡る。独豪と再度 米についての言及。1970独首相ブラントがポーランドへ赴きワルシャワゲット―にてひざまづいた出来事・・自分が子供であったとは言え、その後も深く考えること無く来たことが情けない。他国のジャレド氏により我が国がそうしたことを一切せず被害者意識を基とし。。と述べる文は痛く辛い。2022/02/12

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