内容説明
現代の多国籍企業の代表ともいえる自動車産業のグローバル・ロジスティクス最適化について整理するとともに、自動車メーカー、物流事業者の部品調達ロジスティクスの確立に向けての新しい取組みを開設する。そして、各国政府の協力による国際交通インフラの整備、越境手続き・貿易手続きの標準化・簡素化などを通じ、国際インターモーダル輸送を実現する重要性を示す。
目次
第１部 自動車のグローバル・ロジスティクス（グローバル生産、調達、ロジスティクスの最適化；整備が進むアジア交通インフラ・ネットワーク―中国とインドシナ半島を中心に；トヨタの自動車生産と部品調達ロジスティクス―中国およびＡＳＥＡＮでの事業展開）
第２部 中国およびＡＳＥＡＮにおける自動車物流のケーススタディ（ハノイにおける自動車、部品の生産物流システム；タイトヨタの自動車部品のミルクラン調達；中国内陸部における部品調達ロジスティクス―長江水運を利用したインターモーダル輸送を中心に ほか）
第３部 グローバル・ロジスティクスの新展開（中国長江流域の西部地域開発を支える河川輸送システム；国際交通インフラの計画、整備方法―大メコン地域東西回廊のケース；国際部品調達に対応した国際コンソリデーション機能の強化―九州における海上輸送を活用した自動車部品調達ロジスティクス ほか）
著者等紹介
根本敏則［ネモトトシノリ］
一橋大学大学院商学研究科教授。１９８２年東京工業大学大学院社会工学専攻博士課程修了。工学博士。専門分野：公共システム論、ロジスティクス・マネジメント、交通経済学
橋本雅隆［ハシモトマサタカ］
目白大学経営学部教授、一橋大学客員教授。１９８９年明治大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。博士（商学）。専門分野：物流論、ロジスティクス・マネジメント、事業システム論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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