内容説明
長きにわたり研究・教育の現場から中国語を見つめてきた著者による語学エッセイ集第三弾。中国の街角で出会う漢字(レアリア)を追いかけ、語彙や文法的側面から分析。言葉の背景にある文化や習慣にも言及し、日々進化する中国語を読み解いていく。本書は月刊『東方』に好評連載中の「やっぱり辞書が好き」から四四編を収録。加えて、特別編として書き言葉としてのレアリアを分析した「街の中国語から見えてくるもの」、著者が愛用する工具書及びネットやスマホアプリの辞書にも言及した「わたしの道具部屋」の二本を収録する。
目次
1 日本語と中国語
2 動詞の意味
3 ことばの変化
4 語素と語構成
5 台湾の中国語
6 成語、慣用句
7 漢字と漢字音
8 中国語辞書から
特別編1 街の中国語から見えてくるもの
特別編2 わたしの道具部屋
著者等紹介
荒川清秀[アラカワキヨヒデ]
1949年、兵庫県養父郡(現養父市)八鹿町の生まれ。言語形成は大阪北摂地区。大阪市立大学大学院文学研究科中国文字専攻博士課程を修了。現在、愛知大学地域政策学部教授、博士(文学)。1990年NHKラジオ中国語講座入門編講師、97年同応用編講師、2008年同「まいにち中国語」講師、09年、10年同「テレビで中国語」講師。日本中国語学会副会長、中国語教育学会会長を経て、現在、中国語教育学会代表理事。専門は日中対照研究。近代の日中語彙交流(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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