AI時代に生きる数学力の鍛え方―思考力を高める学びとは

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AI時代に生きる数学力の鍛え方―思考力を高める学びとは

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  • サイズ 46判/ページ数 298p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492762554
  • NDC分類 410.7
  • Cコード C3034

出版社内容情報

クリエイティブになるには、数学力を高めるのが早道だ!!

AIが進化した今日、人間に求められるのは考える力や創造力であり、学校で学ぶ算数・数学は、実はそうした力を養うための絶好のトレーニングになります。

ところが現在、日本の算数・数学教育では、定理や解答を導く論理を飛ばして、テストの答えを「当てる」ためのやり方の暗記だけをさせるような学習がはびこっています。これを著者は、「暗記数学」と呼んで批判します。そうした教育では、物事を順序立ててとらえ、論理的に考える力を養うことにはまったくなりません。

そもそも「やり方を暗記して速く計算して答えを出す」といったことは、計算機が得意とする分野であり、人間がそこで計算機と競争しても適うはずがないのです。人間はむしろ、AIを良きパートナーとして共存することを目指すべきであり、計算機と競わない領域で活躍することに軸足を置くべきでしょう。

本書は「暗記数学」式の教え方のどこが悪いか、論理をきちんと教えるとどういう説明になるかを多数の実例を用いて解説します。小中高校生の父母は思わず納得、読み進むうちに数学的・論理的思考とはどういうものかが実感でき、今からでも実践できるので、ビジネスパーソンが読んでも遅すぎることはありません。


第I部 暗記数学の弊害と克服
第1章 暗記数学とは何か
第2章 数学的に考えることが苦手になるわけ
第3章 わが子を暗記数学に陥らせないための習慣
第4章 AI時代に必要な思考力を高める学び
第II部 考える力を養う算数・数学の学びとは
第II部の読み方 例題を通じて、ダメな学習法と良い学習法を知る
第5章 算数に見る暗記数学の罠
第6章 算数が好きになる話題
第7章 中学数学に見る暗記数学の罠
第8章 中学数学が好きになる話題
第9章 高校数学に見る暗記数学の罠
第10章 高校数学が好きになる話題
補章 AIを視野に置いた数学の学び方

内容説明

クリエイティブになるには、数学力を高めるのが早道。試験対策の「暗記数学」では考える力が身につかない!例題でわかる、ダメな学習法と良い学習法。

目次

第1部 暗記数学の弊害と克服(暗記数学とは何か;数学的に考えることが苦手になるわけ;わが子を暗記数学に陥らせないための習慣;AI時代に必要な思考力を高める学び)
第2部 考える力を養う算数・数学の学びとは(算数に見る暗記数学の罠;算数が好きになる話題;中学数学に見る暗記数学の罠;中学数学が好きになる話題;高校数学に見る暗記数学の罠;高校数学が好きになる話題)
AIを視野に置いた数学の学び方

著者等紹介

芳沢光雄[ヨシザワミツオ]
1953年東京都生まれ。東京理科大学理学部教授(理学研究科教授)を経て、桜美林大学リベラルアーツ学群教授。理学博士。専門は数学・数学教育。国家公務員採用1種試験専門委員(判断・数的推理分野)、日本数学会評議員、日本数学教育学会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

41
著者が大切に保管しているもののひとつに、じゃんけんデータのノートがある。それには、20年以上前に勤めていた城西大学数学科の4年のゼミ生10人が725人から集めた、のべ1万1567回のじゃんけんデータの記録が残っている。725人の各々が、10~20回のじゃんけんをして得たものであり、集計結果は次のようになった。のべ1万1567回のじゃんけんデータの内訳は、グーが4054回、チョキが3664回、パーが3849回。したがって、「じゃんけんでは一般にパーを出すのが有利」だと言える。2022/04/17

すみけん

14
数学を暗記科目としてしまう受験数学を戒め、真の数学の力をつけるためには、しっかりとした理解から始めること、当然のことか疎かになっていることで、数学嫌いな生徒、学生を生み出している日本の現状を打開すべく、奮闘されている芳澤先生に敬意を表します。2021/05/06

hatman

13
暗記ではなく数学的に考える力が必要。式を覚えて当てはめるのではなく、論理に考え答えを導く。 ところどころに問題例があり、ワクワクしながら読み進められる。2021/04/18

ふなこ

8
すごくおもしろかった!暗記数学をやめてよく考え、AIと計算力を競うのではなく、思考力を高めましょうという本。暗記数学をしているとつまづきやすいポイントをあげ、どう考えるかを解説してくれる。数学は図形やベクトルだけ好きで、計算が嫌いなため因数分解や微分積分は嫌い。なので数学は自身がなく、どちらかと言うと嫌いだった。小学校のときにこんな風に教えてくれる先生に出会っていたら、私の数学を説明する力が伸び、もっと点数も良かったのではと思う。たまに読み返したい。2023/11/08

shimashimaon

8
小林雅一氏によるとChatGPTなどの元になっている自然言語処理は数学が苦手なのだそうです。そのことの理解が深まったように感じたのですが、難しくて最後の方は流し読みで漸く読了した状態の今、あまり自信がありません。オーディオブックの聴き放題にあったので聴き始めたのですが、全く理解できなかったのでkindleで購入しました。暗記数学では公式を多用するが、公式の証明ができない学生がいることに警鐘を鳴らしています。理路整然と証明ができる(因果律)。オーディオブックでも本書の内容が理解できたら本物かも知れません。2023/09/23

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