巨大システム 失敗の本質―「組織の壊滅的失敗」を防ぐたった一つの方法

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巨大システム 失敗の本質―「組織の壊滅的失敗」を防ぐたった一つの方法

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492534069
  • NDC分類 519.9
  • Cコード C3034

出版社内容情報

原発事故からVWの排ガス事件まで、巨大な失敗には驚くほど似た原因が潜んでいる。物語を楽しみながら読み解き、有効な対策がわかるあらゆる破滅に通じるヒューマンエラーと
その解決策を導き出す
企業存続のバイブルが誕生!

フィナンシャル・タイムズとマッキンゼーが選び、35歳以下の俊英に贈る
「ブラッケン・バウアー賞」受賞作、待望の邦訳。


<本書でとりあげた「メルトダウン(組織の壊滅的失敗)」事例>

・ハッシュタグで炎上したスターバックス
・原油流出よりコーヒー流出対策を優先したBP
・フォルクスワーゲンのディーゼル排出量偽装
・スティーブ・ジョブズの「なにがなんでも着きたい病」
・ウィーン総合病院第一病棟の異常な妊産婦死亡率
・福島第一原発防波堤の高さ設定判断方法
・アカデミー賞のクレイジーな誤発表  
・複雑性を悪用したエンロン
・ワシントン州矯正局の「ヤバすぎる」瞬間
・『ニューヨーク・タイムズ』のフェイクニュース
・多様性をむしろ低下させるダイバーシティ施策
・準郵便局長を破産・投獄に追い込んだシステム
・勝手に止まるジープチェロキー
・フリント市の「茶色い」水道水
・逸脱が標準化したチャレンジャーとコロンビア   …etc.


<内容紹介>
●21世紀を生きるためには、電力網から浄水場、交通システム、通信ネットワーク、医療制度、法律まで、私たちの暮らしに重大な影響をおよぼす無数のシステムに頼るしかない。だがときにシステムは期待を裏切ることがある。これらの失敗や、メキシコ湾原油流出事故、福島の原子力災害、世界金融危機などの大規模なメルトダウン(組織の壊滅的失敗)でさえ、まったく違う問題に端を発したように見えて、じつはその根本原因は驚くほどよく似ている。

●本書では物語的語り口を楽しみながら、社会学、心理学、認知学、経済学の何百もの学術的研究や行動学的実験を背景とした分析のほか、重要な顧客の指示に逆らっても安全を最優先したパイロットなど、多くの魅力的な人物も紹介されている。

●複雑で結合されたシステムを運営するには、直感や自信を称え、よい知らせを聞きたがり、自分と見た目や考え方の似た人たちと過ごすことを好むといった「人間の本能や直感」に“逆らう”ことが、有効な対策を導き、問題解決のアイデアをもたらすことを示す。

●『LIFE SHIFT』のリンダ・グラットンも審査員を務めた、フィナンシャル・タイムズとマッキンゼーが選ぶ、35歳以下の俊英に贈られる「ブラッケン・バウアー賞」受賞作。

プロローグ いつもどこかで「メルトダウン」

【第1部 失敗はどこにでもある】

第1章 デンジャーゾーンを生み出す複雑系と密結合

第2章 残酷な「複雑性の罠」が支配するシステム

第3章 ハッキング、詐欺、フェイクニュース

【第2部 複雑性を克服する】

第4章 デンジャーゾーンの脱出口

第5章 複雑系には単純なツール

第6章 災いの前兆を見抜く

第7章 少数意見を解剖する

第8章 多様性という「減速帯」

第9章 リスクを引き下げる「悪魔の代弁者」

第10章 サプライズも仕事の一環

エピローグ メルトダウンの黄金時代









クリス・クリアフィールド[クリス クリアフィールド]
著・文・その他

アンドラーシュ・ティルシック[アンドラーシュ ティルシック]
著・文・その他

櫻井 祐子[サクライ ユウコ]
翻訳

内容説明

残酷な「複雑性の罠」がシステムを支配している!あらゆる破滅に通じるヒューマンエラーとは。フィナンシャル・タイムズとマッキンゼーが選び、35歳以下の俊英に贈る「ブラッケン・バウアー賞」受賞作、待望の邦訳。

目次

いつもどこかで「メルトダウン」―「私の目を引いたのは、空という言葉を囲んでいた引用符だった」
第1部 失敗はどこにでもある―FAILURE ALL AROUND US(デンジャーゾーンを生み出す複雑系と密結合―「こいつぁおもしろくなりそうだ」;残酷な「複雑性の罠」が支配するシステム―「複雑なシステムのせいなのは明らかなのに、多くの人が投獄されている」;ハッキング、詐欺、フェイクニュース―「彼らは嘘をつく必要はなかった。ただ複雑さで煙に巻くだけでよかったのです」)
第2部 複雑性を克服する―CONQUERING COMPLEXITY(デンジャーゾーンの脱出口―「ラ・ラ・ランド!」;複雑系には単純なツール―「自分の直感を疑うことには、特別な労力が必要なのだ」;災いの前兆を見抜く―「心配でたまらない。私の子どもなのよ。そして誰の子どもに起こってもおかしくないことよ」;少数意見を解剖する―「差し出たことをすれば正気も仕事も失うはめになった」;多様性という「減速帯」―「彼は黒人だ。通ってほしかったが、レベルに届いていない」;リスクを引き下げる「悪魔の代弁者」―「あいつらマジシャンか何かなのか?」;サプライズも仕事の一環―「廊下があるはずのところに壁がある」)
メルトダウンの黄金時代―「世界は今すぐ崩壊する」

著者等紹介

クリアフィールド,クリス[クリアフィールド,クリス] [Clearfield,Chris]
システム・ロジック社社長。ハーバード大学では物理学と生物学を学んだ。前職はデリバティブのトレーダーで、ニューヨーク、香港、東京で勤務。商業飛行のパイロット資格も所有

ティルシック,アンドラーシュ[ティルシック,アンドラーシュ] [Tilcsik,Andr´as]
トロント大学ロートマン・スクール・オブ・マネジメント准教授。専門は経営戦略論

櫻井祐子[サクライユウコ]
翻訳家。京都大学経済学部卒業、オックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たばかる

24
2018年出版。訳も同じ。システムの複雑性と結合の密度の増長が失敗(メルトダウン)を引き起こすと主張する。インターネットが可能にした市場の大幅な拡大や実際に見えない範囲での遠隔操作などが、様々なシステムをその方向に導いてると危惧している。後半では具体的な解決策を述べているのは、なかなか魅力的で、失敗を想像した上での予測、複雑性の解消のための分担、失敗やミスの業界全体における共有などを挙げていた。◇様々な部門の失敗例が記述され、中には福島原発事故もあったのは驚きだった。効率と信頼/安全性の釣り合いは課題か。2019/08/22

Kentaro

20
システムが密結合している時、構成要素間にスラックやバッファー(緩衝)がほとんどないため、一つの要素の不具合がほかに影響を及ぼしやすい。逆に疎結合では、要素間のスラックが大きいため、一つの要素が故障しても他の要素は生き残れることが多い。航空機製造工場は、疎結合の例だ。尾部と機体は別々に製造され、片方に問題が生じても、二つの部分を接合する前に修正できる。またどちらを先に製造してもかまわない。何か問題が起こったら即座に作業を中断して、まだ製造が完了していない尾部等の半製品を保管し、あとから作業を再開すればいい。2019/01/12

medihen

10
『最悪の事故が起こるまで人は何をしていたの』と似たテーマだが、書かれた時期が最近なので、取り上げられている事例も現在の一般的な状況をよりよく反映しているように感じられた。問題が起こる要因(複雑度×結合度)や複数の観点からの対策の方向性を示している点も参考になる。2019/03/04

テトロ

10
日頃から疑問に思っていたいろいろな現象に対し、様々な事例を通じて分析が加えられておりなるほどと、納得のいく一冊だった。折を見て読み返したい本の一冊に加えたいと思う。2019/01/24

Hiroo Shimoda

9
壊滅的失敗の原因は複雑系と密結合。原発も金融システムも同様。安全性を高めるための警告システムが複雑性を高め、結果安全性が下がるという話は目から鱗。機能しないダブルチェック、トリプルチェックに疑問を覚えている人は読んで損はないだろう。2019/05/24

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