丹羽宇一郎令和日本の大問題―現実を見よ！危機感を持て！

丹羽 宇一郎【著】

東洋経済新報社（2020/04発売）

• サイズ 46判／ページ数 240p／高さ 19cm
• 商品コード 9784492223956
• NDC分類 304
• Cコード C3036

出版社内容情報

「世」という漢字には、30年という意味があります。

いまから30年前、日本のバブルがはじけました。
その30年前は高度経済成長がはじまり、
さらにその30年前は戦争へとつながる満州事変が起きました。

時代は30年ごとに大きな転換点を迎えるのです。
では、令和日本の30年はどうなるのでしょうか？

本書は、これからの30年を
私たち日本人がどう生きるかをテーマにしています。

大事なことは、
いま私たちの周りで何が起きている問題、
これから起こる問題などを正しくとらえることです。

急激な人口減少、大地震や大雨などの自然災害、
中国の台頭による国際関係の変化など、
私たちを取り巻く問題はあまりにも大きく多いです。

それでも、私たちは、働き、生きていくのです。

本書は、若者の未来を拓くために、
問題に目を背けることなく、
これからの時代を生き抜く知恵と知識を語り尽くした、
著者渾身のメッセージです！

内容説明

若者の未来を拓くために、問題に目を背けることなく、困難な時代を生き抜く知恵と知識を語り尽くした著者渾身のメッセージ！

目次

第１章　いますぐ昭和・平成の成功体験を捨て去れ！
第２章　働き方は自分の意思で決めろ！
第３章　絶望を見据えることでそこに希望の光を発見できる
第４章　避けられない危機の上に日々暮らしていることを忘れるな！
第５章　人口減少社会の真実を直視せよ！
第６章　これからの３０年、日本の周辺で起きること

著者等紹介

丹羽宇一郎［ニワウイチロウ］
１９３９年愛知県生まれ。名古屋大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。１９９８年に社長に就任。１９９９年に約４０００億円の不良資産を一括処理し、翌年度の決算で同社史上最高益（当時）を記録。２００４年に会長に就任。内閣府経済財政諮問会議議員、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画（ＷＦＰ）協会会長などを歴任し、２０１０年に民間出身では初の中国大使に就任。現在、公益社団法人日本中国友好協会会長、福井県立大学客員教授、伊藤忠商事名誉理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

お年をとられてもやはりよく勉強しているなあとわかります。経済や政治など現代社会についての軽いエッセイという感じです。軽いとはいうものの現代の問題点をよく把握しておられています。他の財界の方や政治家の方(夜の会合には頻繁に出て飲んでばかりで自分たちの権益を守ることしか考えていない)もこれくらい勉強されていればいいと思うことが多々あります。

2021/03/16

[zoe]

若者に責任を持たせると成長する。どのように成長するか、アリ→トンボ→人間という段階を踏む（気になる方は是非読んでいただければ）。技術革新だけではイノベーションではなく、消費者の購買意欲を刺激しないといけない。昔からフェイクニュースはあった。しっかりファクトチェックできる世の中にならないといけない。戦争に近づいてはいけない。パンはペンよりも強し。きちんとした仕事に正当な対価を支払う。人口の推移だけは当たる。その他の成長や衰退はあまり当たらない。より良い世界を目指す。日本株式会社で。

2024/02/07

[spike]

うーむ、鋭い切れ込みと舌鋒を期待していたのだが（まあそれはあるのだが）論点が期待よりは何かふわっとしているところもあり、？と思いながら読むところもありました。

2020/07/12

[モビエイト]

平成からの問題が引き続き令和の時代にも引き継がれている上に今回のようにコロナの問題で新しく出てきた事案もあるので、なかなか大変な時代になったのだと思いました。 丹羽さんは2049年に中国が民主的国家に変わると言われていますが、拡大主義のモラルのない国が少しでもまともな国に変わってほしいと思います。日本は戦争もなく一方的にやられっぱなしな国になるのではとも思いました。

2020/05/27

[Yasuhiro]

図書館本

2023/07/17