国際協力の戦後史

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国際協力の戦後史

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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492062159
  • NDC分類 329.39
  • Cコード C3036

出版社内容情報

日本の援助戦略を描き、JICA創設に尽力した男の証言を綴ったオーラルヒストリーの秀作。知られざるもう一つの戦後史

内容説明

日本の援助戦略を描いたキーパーソンによる証言。いま明かされる驚愕の秘話。

目次

第1章 「戦前派」の水脈と『国際開発ジャーナル』創刊(賠償から援助へ;経済協力から国際協力へ)
第2章 資源獲得戦略とJICA創設(JICA創設までの経緯;政治家と援助 ほか)
第3章 アメリカの対日圧力とODAの急増(援助と外交;大国化のひずみ)
第4章 ODAの終焉から新しい国際協力へ(第一次ODA大綱;第二次ODA改革懇談会 ほか)
解題 戦後日本のODAと荒木光弥

著者等紹介

荒木光弥[アラキミツヤ]
1936年生まれ。同志社大学文学部社会学科(新聞学専攻)卒業。『国際開発ジャーナル』創刊に参画。70年に国際開発ジャーナル社の代表取締役・編集長に就任。JICA創設やODA改革など、日本の国際協力に尽力してきた。政府委員として外務省の「第二次ODA改革懇談会」委員(01年)、「ODA総合戦略会議」(外相議長)委員(02年)。「国際協力に関する有識者会議」委員(07年)などを歴任

末廣昭[スエヒロアキラ]
学習院大学教授、東京大学名誉教授。1951年生まれ。東京大学経済学博士。アジア経済社会論・地域研究。『Capital Accumulation in Thailand 1855‐1985』(ユネスコ、1989年、日経・経済図書文化賞、大平正芳記念賞)、『キャッチアップ型工業化論』(名古屋大学出版会、2000年、毎日新聞社アジア・太平洋賞大賞)、『ファミリービジネス論』(名古屋大学出版会、2006年、樫山純三賞)、ほか多数。東南アジア研究の功績で紫綬褒章、福岡アジア文化賞学術研究賞などを受賞。アジア政経学会理事長、日本タイ学会会長を歴任

宮城大蔵[ミヤギタイゾウ]
上智大学教授。1968年生まれ。1992年、立教大学法学部卒業。NHK記者を経て、2001年、一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。政策研究大学院大学助教授などを経て現職。著書に『戦後アジア秩序の模索と日本』(創文社、2004年、サントリー学芸賞、中曽根康弘賞)、『戦後日本のアジア外交』(共編著、ミネルヴァ書房、2015年、国際開発研究大来賞)などがある

千野境子[チノケイコ]
ジャーナリスト、産経新聞客員論説委員。1944年生まれ。1967年、早稲田大学文学部卒業。同年、産経新聞東京本社に入社し、マニラ特派員、ニューヨーク支局長、外信部長、シンガポール支局長、特別記者、論説委員長などに務めた。2012年に退社。また第二次ODA改革懇談会とODA総合戦略会議の委員。東南アジア報道で97年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞

高木佑輔[タカギユウスケ]
政策研究大学院大学准教授。1981年生まれ。慶應義塾大学より博士(法学)取得。フィリピン共和国デラサール大学助教授、在フィリピン日本大使館専門調査員等を経て現職。専門は東南アジア地域研究と政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

52
この本は政府開発援助の歴史を知るのには不可欠となる。小生の学部時代の卒論は、このテーマでした。その後の展開についても、学び合い・育ち合い必要になります。別の貧困の本を音読してたら、泣いてしまいました。涙脆いこの頃です。いや、年齢ですね。。2023/02/09

Mealla0v0

6
『国際開発ジャーナル』創刊メンバーにしてJICA設立・ODA改革に尽力した国際協力の生き字引・荒木光弥。本書は、大来佐武郎に見出され、多くの大物政治家とも交わった荒木のインタビューであり――荒木がどれほど誠実であろうと誤謬がないとは限らないが、その点を差し引いたとしても――非常に興味深いものとなっている。戦後賠償を主導したのは戦前のアジア主義者たちだという証言、満州国の開発経験が流用されたこと、搾取をよしとする財界への意識改革、資源確保といった裏事情のようなものも話題に上っており非常に興味深い。2023/07/09

もりっち

1
賠償という名の自国製品出荷、外務、農林、経産、財務の縦割り行政とJICA設立の経緯、ODA世界1位は貿易摩擦相殺のためのばらまきであり、米国政策への追従であったなど、国際協力がいかに国益と密接に絡み、表向きの理念とは違う政治ゲームの中で動いて来たかがよくわかるインタビューだった。理想だけで動いているわけない世界なので、こうした政治の本心みたいなものがどこにあるかを常に念頭に置いておきたいし、ここまでの日本の援助潮流を知るにはとても有益だと思う。2023/08/06

とある本棚

1
再読。最近1960年〜1980年代の外交史を勉強し直したので、初めて読んだ時よりも楽しく勉強になった。 この本を読むことで、日本のODAやJICAが政治的妥協の産物から生まれたことがよく分かる。ODA実務者の中には、援助は「慈善」であるべきという考えを持つ人もいるが、この本を読めばODAそもそもの成立から政治や外交と密接に関わっていたことがよくわかると思う。 人材育成の考えに親和的なのは財務省で、外務省は新しいことを始めたがるので継続的な人材育成を軽視しがち、という指摘は興味深い。2021/05/04

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