出版社内容情報
2.5世帯住宅、シェアハウス、2拠点居住など、常識に囚われない11の暮らし方を紹介。そこで紡がれる豊かな「縁」の効能に迫る。
想像してみてください。70歳の自分。
そばにいてくれる人は、いますか?
血縁・地縁・社縁が急速に失われつつある日本。
「無縁社会」という現実を前に、私たちになす術はないのだろうか。
希望はある。
「多縁」=「血縁・地縁・社縁ではとらえきれない、新しい縁」に基づいた、
自由で、豊かで、幸せな暮らしが、静かに、しかし着実に広がっている。
【本書で取り上げた事例】
・「2.5世帯住宅」という住まい方
・0歳から89歳まで、47人の他人が暮らす家
・子育てを助け合うシェアハウス
・2つの「ジモト」を持つ暮らし
・土地をシェアする商店街 等
核家族という「細分化しすぎた」住まい方を超えたこれらの暮らしは、
「無縁社会」への創造的対処法であり、日本の未来における希望でもある。
本書では綿密な取材に基づき、「多縁な暮らし」をレポートする。
第 1 章 すぐそこにある「無縁」のリスク
第 2 章 親族ネットワークの新しいあり方
第 3 章 進化する住まいのシェア
中間総括 「住まいのシェア」という現象
第 4 章 家のコミュニティ化、コミュニティの家化
第 5 章 家の一部を開いて、地域につながる
第 6 章 もう1つの「ジモト」をつくる
最終総括 「無縁社会」へのしなやかな対応策としての住まい方
【著者紹介】
篠原 聡子(シノハラ サトコ)
日本女子大学教授
1958年千葉県生まれ。日本女子大学大学院修了後、香山アトリエを経て、空間研究所主宰。1997年から日本女子大学で教鞭を執り、現在、日本女子大学家政学部住居学科教授。
主な作品は、竹内医院(2010年・千葉県建築文化賞)、日本女子大学附属豊明幼稚園(2011年)、SHARE yaraicho(2012年・住まいの環境デザイン・アワード環境デザイン最優秀賞、2014年・日本建築学会賞)など。著書に、『変わる家族と変わる住まい』(共著、彰国社)、『住まいの境界を読む』(彰国社)、『おひとりハウス』(平凡社)などがある。
内容説明
孤独死。この言葉に今、ドキッとした人への処方箋。血縁・地縁・社縁だけじゃない縁のカタチ。
目次
第1章 すぐそこにある「無縁」のリスク
第2章 親族ネットワークの新しいあり方
第3章 進化する住まいのシェア
第4章 家のコミュニティ化、コミュニティの家化
第5章 家の一部を開いて、地域につながる
第6章 もう1つの「ジモト」をつくる
著者等紹介
篠原聡子[シノハラサトコ]
1958年千葉県生まれ。日本女子大学大学院修了後、香山アトリエを経て、空間研究所主宰。1997年から日本女子大学で教鞭を執り、現在、日本女子大学家政学部住居学科教授。主な作品は、竹内医院(2010年・千葉県建築文化賞)、日本女子大学附属豊明幼稚園(2011年)、SHARE yaraicho(2012年・住まいの環境デザイン・アワード環境デザイン最優秀賞、2014年・日本建築学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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