内容説明
雅楽、声明から平家・琵琶楽、能楽、地歌・筝曲・尺八楽、文楽・歌舞伎、近現代の音楽まで、21世紀の現在に伝わる日本音楽のさまざまな種目の歴史的つながりを浮き彫りにしつつ、それらの音楽的特色を解明する。はじめての日本音楽を学ぶ人、日本音楽についてもっと知りたいと思っている人のための日本音楽入門書。
目次
1 日本音楽を学ぶために(日本音楽とは何か;種目と楽器;理論と記譜法)
2 主要種目の歴史と現在(雅楽―古代成立の楽舞と歌謡;声明―古代・中世成立の仏教音楽;平家とその後の琵琶楽―中世・近世成立の語り物音楽;能楽―中世成立の楽劇;地歌・筝曲・尺八楽―近世成立の室内音楽;文楽と歌舞伎―近世成立の劇場興行音楽;近代・現代の音楽)
著者等紹介
月溪恒子[ツキタニツネコ]
1944年京都市生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了(音楽学専攻)。現在、大阪芸術大学教授、放送大学客員教授。文学博士(大阪大学)。第14回小泉文夫音楽賞受賞。音楽学・音楽史学・民俗芸能調査専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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