目次
第1章 盗まれた手紙・見出された手紙―精神分析で『源氏物語』は読めるのか?
第2章 夜神月は、死んで「新世紀の神」となった―『オイディプス王』から『デスノート』まで、エディプス物語の系譜
第3章 最後の「国民小説」―「英雄物語」としての『ノルウェイの森』
第4章 「木綿」に憑かれた日本人―精神病理学から見る柳田民俗学の可能性
第5章 「死なないつぐみ」と「懲りないハツ」―話型で読み解く「成熟」の変容
第6章 “腐女子”となるレッスン―精神分析が照らす、三島由紀夫『三熊野詣』の予見性
第7章 日本近代文学における「文」の系譜―私小説作家(=専門家受け)VS春樹・漱石(=一般読者受け)という構図の秘密
第8章 愛と演技のユートピア―ジョン・カサヴェテス「オープニングナイト」とシャーマニズム
著者等紹介
助川幸逸郎[スケガワコウイチロウ]
1967年生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、東海大学の他、横浜市立大学、フェリス女学院大学、日本大学、立正大学などで非常勤講師を勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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