虚数の情緒―中学生からの全方位独学法

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  • サイズ A5判/ページ数 1001/高さ 22cm
  • 商品コード 9784486014850
  • NDC分類 410
  • Cコード C3041

内容説明

本書は人類文化の全体的把握を目指した科目分類に拘らない「独習書」である。歴史、文化、科学など多くの分野が、虚数を軸に悠然たる筆致で書かれている。また人生の「参考書」ともなるよう、様々な分野の天才達を縦横に配した。漢字、電卓の積極活用なども他に例の無い独特のものである。

目次

第1部 独りで考える為に(方法序説:学問の散歩道)
第2部 叩け電卓!掴め数学!(自然数:数の始まり;整数:符号を持つ数;有理数:比で表せる数 ほか)
第3部 振子の科学(物理学の出発点:力学;重力と振子の饗宴;波と粒子の狭間で)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

54
うーん、すばらしい世界旅行。図書館本を貸出期限を気にしてガサガサ読んだのでもったいなかった。手元に置いてじっくり読み込みたい感じの本なのに。2015/06/04

keroppi

53
ビートたけしが紹介していたのをTVで見て、読んでみた。何と1000ページに及ぶ数学、物理学の本なのだが、語られる内容は、まさしく全方位で、「凄い本に出会ってしまった」というのが感想だ。まるで「火の鳥」のように、時代の流れを超え、極大から極小へ飛躍し、人間の内部まで入り込む。芸術やスポーツ等が、方程式と並べて論じられる。想像の数字「虚数」が、物理を語る時に結びついてくる様は、感動すら覚えた。勿論、数式の所は、理解したとは言いがたく、かなり読み飛ばしたりした。知的興奮と生きる知恵を授けてくれた本だった。2017/10/24

TakaUP48

43
”中学生からの全方位独学法”などと書いてあったが、何年後の中学生?と言うぐらい広範囲で深く高度な本だった。数学を味わうには「知性」と「感性」が必要で、論理的に正しく感情が認めなければ、人は決して「わかった」とは感じない。「わかる」とは、少なくとも2つ以上の方法でそれを説明ができることだ!虚数という実際に触れることのできない”想像の数”が、至る分野に関連している。まさに「万物は虚数なり」。虚数が、量子電磁力学から量子脳力学(脳理論)の記憶に関わる分野まで関係していることに驚いた。心は物である!ゲボ…深いわ。2020/03/21

Koning

25
ようやっと一週目終了。想像しづらい概念をどうイメージしていかに理解するか?ということでは物凄く丁寧に説明してくれている有難い本。きちんと読めば確かに判りやすいのだが、何せ1000頁本(笑)。また読み返さなくてはダメよというのが判ったのが(汗。 バビロニア数学タブレットネタが出て来るとこでは何故開き気味の「V」を楔に使っているので一瞬何だろうと思うのだが、まぁこれはこれでアリ。2013/04/08

24
良書。第一部の独学の勧め的内容だけで1冊の本になる。第二部の数学、第三部の振子から最終、量子論へ。中学生から〜 との通り、文体は読みやすい。数学アレルギーの人には第二部以降は辛いかもしれないが、第一部のみでも一読の価値あり。これだけの内容でこの価格は安いと思う。2015/12/15

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