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出版社内容情報
19世紀末パリ、街中にポスターがあふれ、インテリも大衆もみな版画に夢中になった。新しい芸術として花開いた「グラフィック・アート」誕生の時代をたどる。
内容説明
19世紀末パリ、猫も杓子も踊り子も、みんな版画に恋をした。時代の空気もそのままに、斬新で遊び心に満ちた作品の数々が、三菱一号館美術館に集います。
目次
個人向けの版画(近代版画の擁護者;「版画愛好家」たち;個人向けの版画が描き出す闇;文化的エリートたちの閉ざされた世界)
大衆向けの版画(通行人のための版画;平等な媒体としての版画)
大衆向けからふたたび個人向けへ(芸術作品としての大衆向け版画;大衆向け版画の市場;室内装飾用のポスター)
作品選
著者等紹介
カルヴァジョ,フルール・ルース・ローサ・ド[カルヴァジョ,フルールルースローサド] [Carvalho,Fleur Roos Rosa de]
ファン・ゴッホ美術館版画・素描部門学芸員。2007年から2010年まで同館にてアシスタント・キュレーターとして勤務し、19世紀の紙作品に魅力を見いだす。2010年、同館の世紀末版画コレクションの研究員に任命され、2013年より現職。2015年秋には、実験的かつ双方向的なウェブサイトを立ち上げ、ファン・ゴッホ美術館のすばらしい版画コレクションを紹介している。19世紀末美術に関する論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みにゃー
1
やっと読了。図録にしては非常に文章が多く、展示されていない絵もたくさん参考として載っていて良かった。難点は、読み物部分に展示作品が結構載っているため、あの絵が見たい、となった時に何ページにあるのか探すのが大変。索引が欲しい。説明文だけで実際の絵がないものも悶絶する。クランマンの名刺が見たい。 芸術が富裕層から庶民へ行き、その勢力争いや結果としての衰退などとても興味深い。 ミュシャは純粋なポスター作家としてはイマイチだったのではという論もなるほど納得だ。2017/12/28
vivi
0
★★★★☆2017/12/01