格差と希望―誰が損をしているか?

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480863836
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

内容説明

真の問題とは?年金、ロスジェネ、企業の不祥事など、この国の重大事を取り上げ、処方箋を示す。気鋭の経済学者による明快な時代診断。

目次

第1章 資本の論理を問う(「若者二極化」の弊害―意欲を再生する政策を;「資本の論理」を問う―法制度の整備が急務 ほか)
第2章 リスクと不安(M&Aの背後に景気回復―ビジョン明確化、奏功;少子化社会の虚実を問う―大国幻想との決別を ほか)
第3章 社会の中のグレーゾーン(「格差」批判と既得権の維持―論争の吟味が課題;政府の大きさを考える―国家像の議論が必要 ほか)
第4章 格差社会の行方(「美しい国」を支える経済学―家計も知識武装を;「平時」こそセーフティネットの構築を―相次ぐ改革の提起 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nino3

1
2005年から二年間日本経済新聞に連載された時評をまとめたもの。副題の「誰が損をしているのか?」については景気悪化時に正社員への雇用機会を失った若年労働者でありその救済策としては教育に予算を投じるべきとある。景気が上向いてきた今こそリスク対策すべきという話を読むと、直後のリーマンショックを思う。BNPパリバのエコノミストの論の引用が多々あるのも皮肉だ。経済学は何の役に立つのか。経済学は現実社会で直面する問題の答えを出すのではないが選択肢の範囲を狭め望ましい選択肢を選ぶ能力が得られるという一文がその回答か。2018/12/16

こうじ

1
格差社会に関する様々な根拠気迫っぽい論を切り捨てていくような本。日本経済新聞の連載を主としてまとめた本なので、あまり本の副題と内容は一致していない。2006年に書かれた内容が多いけど、8年経っても大して世の中は改善していないと思うな。2016/10/03

プラス3

1
残念なことに、5年以上も前に書かれた内容が、今でもそのまま通用してしまいます。2012/04/16

hwconsa1219

1
日経新聞などで04年から07年までに連載されたコラムなどを集めた本です。このため、懐かしいワード(小泉内閣とかライブドアとか村上ファンドとか)が出てきます。…とはいえ、内容的にはさほど今更感は無く、不安の時代には冷静に先を見据えて合理的な決定をする経済学的思考を身につけることが求められている、との言には現在にも非常にあてはまると思いました。2012/02/05

近藤雄一朗

0
今読みたい内容ではなかった。 2割程度読んで終了。2015/01/19

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