梶井基次郎全集〈第1巻〉

梶井基次郎全集〈第1巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 638p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784480704115
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

内容説明

小説作品は著者生前唯一の刊本『檸檬』を底本に厳密な校訂を加え、草稿編は著者自身の表記を如実に再現し、推敲の跡を刻明にたどる。

目次

小説(檸檬;城のある町にて;泥濘;路上 ほか)
評論・随筆(『新潮』十月新人号小説評;『亜』の回想;浅見淵君に就いて;『戦旗』『文芸戦線』七月号創作評 ほか)
習作(奎吉;矛盾の様な真実;太郎と街;橡の花―或る私信 ほか)
作文、詩歌・戯曲草稿(中学時代作文;詩草稿;戯曲草稿)
小説草稿(1)(小さき良心;〔喧嘩〕;〔鼠〕;裸像を盗む男 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつきネコ

7
千冊記念に読むつもりが時間がかかってしまい、平成最後の読書になってしまった。たまたまお墓参りした縁で読んでみた。艶しく退廃的でありながら、妙なところで力強い文章でした。読みすすむたびにゾクゾクと背中に走る感が良かった。桜の樹の下にはの死と生の間を漂う事を実感することにより、桜の美を褒められる素直さを得る。そのあたりの捻くれた感情は好きだな。他にもある崖の上の感情の気味が悪い快楽をえる二人の関係などかなり面白い。しかし、全集を作る為に草稿やら、小学生の頃の作文まで持ってくるのは文豪は大変だなと素直に思った。2019/04/30

ぽてと

1
図書館で借りて読みました。愛撫が梶井先生の作品の中でいちばん好きだったりします。

コウ

1
梶井基次郎さんは、この新編集決定版のシリーズを読めば、ほぼ完璧なのではないでしょうか。紛れも無い現代文学です。★★★★★2008/06/27

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