ちくまプリマー新書<br> はじめての哲学的思考

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ちくまプリマー新書
はじめての哲学的思考

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480689818
  • NDC分類 104
  • Cコード C0210

出版社内容情報

誰もが納得できる考えに到達するため、力強く多様な思考法に満ちている哲学。その思考法のエッセンスを、わかりやすく紹介する。

苫野 一徳[トマノ イットク]

内容説明

なぜ人を殺してはならないの?生きる意味とは何だろう?人生の問いから社会の難問まで力強く「解き明かす」哲学の考え方を知ろう。

目次

第1部 哲学ってなんだ?(哲学は役に立つ;宗教とは何がちがうの?;科学とは何がちがうの?;科学とは何がちがうの?(続))
第2部 哲学的思考の奥義(「一般化のワナ」に注意しよう―哲学的思考、その前に1;「問い方のマジック」にひっかからない―哲学的思考、その前に2;相手をいい負かすための議論術―でも、それはとてもむなしい;ここから思考をはじめよう―帰謬法を封じ込める;世界は欲望の色を帯びている;信念の対立をどう乗り越えるか;生きづらさを乗り越える;今すぐ使える哲学的思考(1)“事実”から“~すべし”を導かない
今すぐ使える哲学的思考(2)“命令”の思想ではなく、“条件解明”の思考
今すぐ使える哲学的思考(3)思考実験にご用心)
第3部 哲学対話と本質観取(哲学対話をはじめよう;本質観取をやってみよう―「恋」とは何か?;哲学的思考はシンプルであれ)

著者等紹介

苫野一徳[トマノイットク]
1980年生まれ。熊本大学准教授。博士(教育学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。早稲田大学教育・総合科学学術院助手、日本学術振興会特別研究員などを経て現職。専攻は、哲学・教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

119
すごい本だ。長年にわたり修行を通して得たものをこんなに短い本にしてしまうのが惜しいとあとがきで筆者が言うように、とんでもなくシンプルで貴重なメッセージ達に思考が底上げされる。物事をより深く考えたい、この世界のことをもっと多く知りたいと読書や仕事に傾倒してきたが、私の思考回路には『一般化のワナ』だらけだったし他者の『問いかけのマジック』に嵌り放題だったし、本当に狭い視野の中で堅い頭で、考えたつもりわかったつもりになっていたかと愕然とした。読前の世界と読後の世界が明らかに違う。何度も読み返す本になる。2021/02/25

buchipanda3

117
哲学的思考のツボが分かり易く説明されていて色々と合点。哲学をより身近なものに感じさせてくれる内容だった。思考の注意点として挙げられた一般化のワナ、問いのマジック、帰謬法、さらに事実から当為を直接導かないは自分も陥りそうなので頭の片隅に入れておきたい。もう一つ印象に残ったのは欲望相関性。私たちは欲望に応じて世界を認識しているということ。欲望というと利己的で生々しい感じだが、意味を辿って心から納得する本質を突き詰めるには欲望の次元まで遡ることが必要。なるほど。シンプルで素直な思考で本質観取が出来たらと思った。2021/04/04

1959のコールマン

91
☆5。ただし注意。「はじめての哲学」ではない。「はじめての哲学的思考」である。哲学入門ではなく、思考における哲学的技法入門の書である。しかもその技法は「哲学の本領は、異なる意見の持ち主たちが何らかの”共通了解“を見出しあう点にこそある」p161という立場からのもの。「思考実験」を「殆どがニセ問題」と断じるくらいだからクセのある本かもしれない。でもその理由を読んでみると当たり前の事を言っているので拍子抜けするかも。いうなれば我々の陥りやすい思考のトリック、罠を懇切丁寧に説明し、対話のテーブルに着かせる良書。2020/11/29

けんとまん1007

80
哲学。かねがね、今、最も必要だと考えている。人は、ますます、ものを考えなくなってきているように感じている。安易なテクニック本に頼って、そこど終わっているのではと思う。自分で考え抜く力の弱体化、そきに尽きるのだろう。そんな中、参考になる一冊。一般化のワナ、問いのマジック、事実から直接当為を導かない、その条件を考えるはなるほどと思う。それとデイベートについてもそうだ。単に、白黒をつけるだけで、次の次元に昇華することへ向かわない。やはり、相手を尊重することからではないだろうか。2021/04/17

future4227

78
中高入試でよく出る本。哲学者それぞれの主張は大学で学んだけど、で、だから何?って思っちゃうんだよね。いまいち哲学者たちの言葉の重みが理解できなかったのだけど、本書は長い哲学的議論の中でその主張がどういう役割を果たしたのか、どこが画期的だったのかを分かりやすく解説してくれる。だから、そうか!カントってすごい人だ!ってことがわかってくる。逆にマイケルサンデル教授の「ハーバード白熱授業」は、問いのたて方が哲学的議論にはなっていないと批判。この哲学的思考を身に着ければ、日常においても建設的な議論ができそう。2021/12/30

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