内容説明
えっ、浦島太郎はじいさんじゃなくて、鶴になったの?一寸法師はじつは性格が悪くてやりたい放題だった?日本の古典は自由で、とても豊かだ。時代によっていろいろある古典が、これで初めてよくわかる。
目次
「古典」て、なんでしょう
古典を読んでみましょう
ちょっと意地悪な樋口一葉
和文脈の文章と漢文脈の文章
日本語は不思議に続いている
はっきりした説明をしない小野小町
春はどうして「曙」なのか?
分からないものを読んでもよく分からない
亀の恩返し
古典を読んだ方がいい理由
今とは違うこと
意外に今と同じこと
歴史はくるくると変わる
日本語が変わる時
人の声が言葉を作る
漢文の役割
『日本書紀』の読み方
王朝の物語を読んでみましょう
著者等紹介
橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。在学中の68年に描いた駒場祭ポスター「とめてくれるなおっかさん背中のいちょうが泣いている男東大どこへ行く」でイラストレーターとして注目される。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作受賞。以後、小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出などで精力的に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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