ちくま新書<br> マイノリティ・マーケティング―少数者が社会を変える

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マイノリティ・マーケティング―少数者が社会を変える

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480075406
  • NDC分類 369
  • Cコード C0236

出版社内容情報

マーケティングは、マイノリティが社会を変える武器になる。東京オリパラ開閉会式放送への手話通訳導入などに尽力したNPO法人代表が教えるとっておきの方法。

「マイノリティ・マーケティング」とは、マイノリティ自身が、マーケティングの手法を用いて社会を変える、その方法のこと。ろう者を中心に、コミュニケーションバリアフリーを推進するNPO「インフォメーションギャップバスター」は、この手法によって、きこえなくても電話が使える電話リレーサービスの法制化や、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式テレビ放送への手話通訳導入に尽力してきた。少人数でもお金がなくても、効率的に社会を変えられる、とっておきの方法。

内容説明

「マイノリティ・マーケティング」とは、マイノリティ自身が、マーケティングの手法を用いて社会を変える、その方法のこと。ろう者を中心に、コミュニケーションバリアフリーを推進するNPO「インフォメーションギャップバスター」は、この手法によって、きこえなくても電話が使える電話リレーサービスの法制化や、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式テレビ放送への手話通訳導入に尽力してきた。少人数でもお金がなくても、効率的に社会を変えられる、とっておきの方法。

目次

第1章 聴覚障害という「見えない障害」
第2章 社会の課題×マーケティング
第3章 “変革事例1”ろう者にも電話を
第4章 “変革事例2”オリ・パラに手話通訳を
第5章 “変革事例3”パブリックコメントにろう者の意見を
第6章 “対談”「普通のあなた」とマイノリティが社会を変える―伊藤芳浩×駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス会長)
第7章 マイノリティが生きやすい社会にするためには

著者等紹介

伊藤芳浩[イトウヨシヒロ]
1970年、岐阜県生まれ。手話を第一言語とするろう者。名古屋大学理学部を卒業後、大手総合電機メーカーにてデジタルマーケティングなどを担当する傍ら、仲間とともにコミュニケーションバリアフリーを推進するNPO法人インフォメーションギャップバスター(IGB)を立ち上げる。現在は同法人代表を務め、電話リレーサービス法制化や、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式テレビ放映への手話通訳導入などに尽力した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ドシル

11
生まれつきのろう者である著者の経験を元にした内容。 ろう者というマイノリティであるが故に、様々障壁が社会にはあり、その障壁を壊すために仕事で培ったマーケティングの手法を用いて、NPO法人の活動をしている。 後半は駒崎氏との対談が掲載されている。 話題になったオリパラ開閉式の手話通訳についての働きかけについても記載がある。 様々な人たちの働きかけのおかげで、短期間で手話通訳しかもろう者による通訳が実現できたのがよくわかる。2023/03/09

カエル子

3
社会課題に対する解決策を提供するための手法としてマーケティングを広く捉えたうえで「マイノリティ・マーケティング」と聞けばすんなり入ってくるけれど、要らんものを狡賢く売りつける的な悪くて狭義のイメージのマーケティングが前面に出た状態でこれを聞くとしっくり来ないな…。内容は、少数者の境遇や想いを適切にまとめて、政策に反映させられる力を持つ人たちへ届け、社会に変革を起こす原動力となるべく奮闘する当事者の語りで説得力は絶大。トップダウンじゃないと日本社会は変わらない……という現実を突きつけられた感もありました。2023/08/07

xxx

2
資本主義社会の日本においてマイノリティの権利運動(公助の実現)を効率的に進める手段として「マーケティング」の手法を取り入れるという実践的な本。この方法はマジョリティの「共感」作用する側面があるため時間がかかるのでないか、差別を生み出す構造の根本的解決にならないのでは、と思ったが、我々の「意識の面でのバリア」に触れ、解決策として「特権集団への教育」の必要性に触れているため好感が持てた。またろう者の電話を中継する電話リレーサービス、「日本語対応手話」と「日本手話」の違いなど初めて知ったことも多かった。2023/06/02

Yuki H

2
「要望のタイミング」「要望に書くべき内容」は大事だと思った。さらに「自分ごと化」してもらうための活動も必要。関係者を巻き込むために「大義」を掲げる。当事者の悩みの解決だけで終わらず社会問題として解決していくことを目指したい。障害児を持つ親だからこそできることを積み重ねたい。2023/05/07

しゅんぺい(笑)

1
たくさんいろんな例が見れるのかと思ったけど、少ない例を掘り下げるやつやった。対談の部分かな、おもろかったのは。政策の窓が開いているタイミング、という言い方がおもしろかった。2023/10/17

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