ちくま新書<br> こんなに変わった理科教科書

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ちくま新書
こんなに変わった理科教科書

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074706
  • NDC分類 375.9
  • Cコード C0240

出版社内容情報

えっ、いまは習わないの? かいちゅうと十二指腸虫の写真入り解説、有精卵の成長観察、解剖実験などはなぜ消えたのか。戦後日本の教育を理科教科書で振り返る。

内容説明

カエルの解剖、ショウジョウバエの飼育、有精卵を使った成長観察、かいちゅうや十二指腸虫の感染経路の写真付き解説、たくさんの昆虫や季節の植物など、いまはもうない理科授業。約一〇年ごとに、理科は大きく変わってきた。新発見や説明法の見直しもあって、かつての常識がいまは非常識だったりすることもある。生活密着の五〇年代、科学立国を目指した六〇年代、米ソ冷戦の影響を受けた七〇年代まで、理科はどんどん難しくなったが、詰め込み教育への反省から八〇年代以降は精選、厳選へ。けれど二〇一〇年代以降、ゆとり教育批判で再び高度化した。理科教科書で戦後日本のあゆみを読み解く。

目次

第1章 理科教科書の七〇年
第2章 日本は科学の国という夢―超難しかった物理・化学
第3章 君はかいちゅうの感染方法を知っているか―体験で学ぶ生物・地学
第4章 教科書の単位・定義・用語はいつ、なぜ変わったか
第5章 消えた理科実験を考える
第6章 教科書づくりと学習指導要領
第7章 理科の教え方学び方

著者等紹介

左巻健男[サマキタケオ]
1949年栃木県生まれ。千葉大学教育学部卒業。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門は理科教育、科学コミュニケーション。東京大学教育学部附属中高教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授、法政大学教授を歴任。大人の理科雑誌「Rika Tan(理科の探検)」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

15
図書館本。高1の娘の教科書が、昔とは変わってるなぁと思ったので借りてみた。最近の教科書がどう変わった?という話かと思っていたが、もっともっと長いスパンでの理科教育の話だった。理科の話というよりも、教育とは?という話かな。理科の勉強なんて役に立たない、という人もいるし、実際に役に立ってない人も多いんだけど、ちゃんと勉強していれば、変な陰謀論に引っかかることも少なくならないかな?少なくとも「対照実験」という言葉は、全員が理解できるような教育であるべき。2022/10/14

そうたそ

14
★★★☆☆ 自分が学生だった頃から比べると、今の理科の教科書はこんなに変わっているのかと驚くようなことばかりだった。その一方で、自分の知っている以前の理科の教科書の内容にもまた驚き。何がいいとは一概には言えないが、我が国の理科教育も日々変わってきているのだな、と。2022/05/28

tolucky1962

9
戦後の小中学校理科教育課程・教科書は7つの時代に分けられる。生活重視の理科は1961から系統化現代化されたが,1980から内容削減・ゆとりへ,2011から揺り戻しで内容充実の方向へ。1980からの精選・厳選・ゆとりから42年。この間,内容が削減された理科や数学の影響で日本の産業・技術力の低下が起きている。理科教育充実時代の子供たちがもうじき大学にやってくる。その後にもう一度日本の技術が再生することを祈る。2022/04/30

スターライト

8
時々ニュースで、教科書や履修科目の変更が報道されていたので、自分が学んでいた頃とは違ってきているのだろうなと思っていた。本書は戦後の理科教育を小中学校にしぼって、その概況、物理・化学・生物・地学の各領域、実験内容の変遷などを紹介。小学校低学年にはそもそも理科という科目がないとか、実験にはマッチを使わず点火器具を使用するとかには驚き。初期のアメリカの影響、その後の反省と産業界からの要請などに翻弄される様子は、おそらく理科以外の教科も同様だろう。知識の寄せ集めではなく、基礎的な力をつけることの大事さを痛感。2022/05/11

くらーく

5
まあ、現代化の時代だったけど、ほとんど覚えていないかもなあ。どの教科もだけど、特に理科は家庭環境や本人の興味によって変わりそうだし。理科で好きなジャンル、分野が出来れば、その他はどうでも良いのかと思うわ。 そういう意味では、幅広く興味を持たせられるような教科書であれば良いのでしょうけれど。 それにしても、ずいぶんと用語や単位が変わったものですなあ。理科だけじゃ無いけど、昔の知識でとどまっていてはいけないのですねぇ。死ぬまで勉強?いや、無理だわ。2022/06/22

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