ちくま新書<br> キリスト教とシャーマニズム―なぜ韓国にはクリスチャンが多いのか

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キリスト教とシャーマニズム―なぜ韓国にはクリスチャンが多いのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074263
  • NDC分類 192.21
  • Cコード C0216

出版社内容情報

韓国文化に根付くシャーマニズムがキリスト教慎重につながり、クリスチャン大国となっていった。読めば、K-POP、韓国ドラマ、映画がもっとおもしろくなる。
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 韓国はクリスチャン大国だ。韓国人の一九・七%がプロテスタント、七・九%がカトリックで、キリスト教が第一宗教である。近代以降、伝統的なシャーマニズムが形を変えてキリスト教伸張につながった。また、その独特な布教でも知られている。こうしたキリスト教の実態はいかなるものなのか。韓国シャーマニズム研究の第一人者である著者が、自身のシャーマニズム研究と韓国社会調査をベースに、わかりやすく解説する。

内容説明

韓国はクリスチャン大国だ。韓国人の一九・七%がプロテスタント、七・九%がカトリックで、キリスト教が第一宗教である。近代以降、伝統的なシャーマニズムが形を変えてキリスト教伸張につながった。また、その独特な布教でも知られている。こうしたキリスト教の実態はいかなるものなのか。韓国シャーマニズム研究の第一人者である著者が、自身のシャーマニズム研究と韓国社会調査をベースに、わかりやすく解説する。

目次

序章 日本と韓国のキリスト教文化
第1章 シャーマニズムの中で生まれ
第2章 シャーマニズムの研究へ
第3章 キリスト教との出会い
第4章 儒教とキリスト教の葛藤
第5章 シャーマニズムとキリスト教の調和
終章 シャーマニズムからキリスト教へ

著者等紹介

崔吉城[チェキルソン]
1940年韓国生まれ。韓国系日本人の社会人類学者。東亜大学教授、広島大学名誉教授。2018年、『慰安婦の真実』(ハート出版・2017)で国家基本問題研究所・日本研究賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉

16
韓国ではキリスト教が隆盛している、というのは聞いたことがあるし、信仰は儒教とシャーマニズムが根底にある、というのも小耳に挟んだことがあるが、それらの状況について当事者的な立場にいる人物によって冷静に著述されている。哭きの文化とか恨の文化とか、日本的な感覚だとよく分からない・受け入れがたい部分もあるのだが、価値観をこちらに押し付けようとか布教しよう、という雰囲気は著者からは感じられない。あくまで、情報を伝えようとしている。噛み合わなさを受け入れるのも異文化と触れること、と考えると誠実な本だろう。2023/06/30

Francis

12
国民の三割がクリスチャンと言う私たち日本のクリスチャンからは何ともうらやましい韓国のキリスト教の状況を韓国の土俗的信仰シャーマニズムとの関連から考察。韓国ではシャーマニズムとキリスト教が結びついて土着化し、民族宗教化して教勢を伸ばしたとの事。日本でもこのような状況を批判する声がある。しかしユダヤ教でもエリヤ、イザヤ、エレミヤのようなシャーマン的な預言者が現れてユダヤ民族の復興を訴え、イエス様も癒しと言うシャーマン的行為を行っている。今の韓国のキリスト教は初期のキリスト教の状況と似ているように感じた。2022/09/03

イカ

3
書評を書くのが難しい本である。著者による膨大な研究の蓄積と人生そのものが、この小さな本に押し込められているからだ。ポイントになる部分に線を引くという方法では読みにくい。一見すると全体との関連が無いように見える部分も、どこかでつながっている。それを意識し始めると集中して読めなくなる。 「多くのクリスチャンはシャーマニズムを迷信と見なしており、キリスト教にシャーマニズムが潜んでいることに気づいていない」(44)。このことに気づかせるというのが本書の主題だ。2021/10/30

ちり

1
“宣教師たちは韓国のシャーマニズムについて研究し、キリスト教の宣教、土着化に努めたが、私はキリスト教が宣教によって土着化したとは思えない。そうではなくキリスト教がシャーマニズム化され、それが韓国のキリスト教を急成長させたのである” 2023/09/19

Go Extreme

1
日本と韓国のキリスト教文化:教会がナイトクラブに 日本のクリスマス文化 韓国の赤い十字架 シャーマニズムの中で生まれ:芸能集団のような巫人 シャーマニズムの研究へ:シャーマンという職業 差別を生きる キリスト教との出会い:背信と復讐 信仰と経典 キリスト教の愛・人類愛 儒教とキリスト教の葛藤:貞操観の違い 結婚と守節 儒教の死生観 男児選好 死後結婚の意味 シャーマニズムとキリスト教の調和:シャーマンの踊り 信託と異言 シャーマニズムからキリスト教へ:日本と韓国の死生観 死者との関係の違い トランス現象2021/10/11

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