ちくま新書<br> 認知症そのままでいい

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ちくま新書
認知症そのままでいい

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074096
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「本人の思い」を大切にしていますか? 治らなくていい、と知れば楽になれる。見方を切り替えるためのヒント・アドバイスを認知症の専門医が考え抜きます。

内容説明

日本の人口の4人に1人が高齢者となった現在、高齢者の5人に1人(85歳以上ならほぼ2人に1人)は認知症という状況である。認知症は老いた人の脳に起こる「自然な現象」であり、受容し悲観しないことが、介護する人・される人双方にとって幸せにあるためのスタート地点である。本書では、治らなくていい、と心から思えるように気持ちや見方を切り替え、認知症の人を助け、いたわり、共にできることを、認知症を専門とする精神科医の立場から考える一冊である。

目次

序章 認知症を喜んで受け入れること(認知症は「特別な病気」ではない;堂々と認知症になれる社会へ)
第1章 認知症の大誤解(認知症は予防できない、治らない;早期発見しても治す薬はない;注意することで記憶はよくならない;認知症の人は明るく、元気である)
第2章 認知症の人の行動をよみとく(行動心理症状(BPSD)とは何か
一日中の物探し
物盗られ妄想
近しい人を間違える
あてもなく歩き回る徘徊)
第3章 認知症の人を受け入れ、向き合うために(本人の話を聴く;認知症のレッテルを貼らない;人として尊重すること)
第4章 認知症をめぐる難題をときほぐす(監視・身体拘束をどう考えるか;認知症へのとらわれと誤診;医者にどう頼るべきか)

著者等紹介

上田諭[ウエダサトシ]
戸田中央総合病院(埼玉県戸田市)メンタルヘルス科部長。北辰病院(埼玉県越谷市)精神科高齢者専門外来担当。京都府生まれ。1981年関西学院大学社会学部卒業。9年間の朝日新聞社勤務(記者)の後、96年北海道大学医学部卒業。東京都老人医療センター(現東京都健康長寿医療センター)精神科、日本医科大学精神神経科講師、東京医療学院大学教授などを経て、現職。日本老年精神医学会、日本総合病院精神医学会、日本精神神経学会の専門医・指導医。医学博士。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜勤中の寺

80
この本、いい本です。毎月毎月バラエティに富んだ新刊を各社の新書は出していますが、こんないい本が話題にならないなんてもったいない事である。「そのままでいい」等と言われたら不快に思う人もいるだろうとは思う。しかし、世間では認知症の早期発見をやたらに勧めているが、発見したところで特効薬も無く、治るものでもない。なのに早期発見を実行してみた為に、年相応の物忘れが認知症扱いされたりする。おまけに認知症になるという事は、他の病気同様に気遣われ、優しくされて良いのに、叱られたりぞんざいに扱われたりする。(レビュー続く)2021/11/15

みこ

18
一見すると認知症患者に対する慈愛の満ち溢れるタイトルだが残念な一冊だった。確かに現在認知症患者の置かれている好ましくない状況に著者が憤りを感じているのは分かるが、尊厳を保つことと主義主張を全面に受け入れることは別物である。車の運転を趣味としている人が認知症になった後に車を運転したいと言いだしたら認知症患者でも車の運転ができる社会づくりを目指すべきとでも言いだしかねない論調である。他の病気と変わらないというのなら、糖尿病患者が食事の制限を受けるように認知症患者もある程度の行動制限はやむを得ないのではないか。2022/01/13

イエローバード

12
認知症になりたくないのは、周囲に〝終わった人〟と思われるからだとわかった。昔から普通にいて、それなりに社会に溶け込んでいたのに、いつのまにか忌避される病となってしまったと。治すのは本人ではなく、そういう社会の意識なのかも。周りが尊重して接してくれれば、こわくない病なのかもと感じた。とても勉強になった。2022/11/08

ぱんだーZ

7
「認知症にだけはなりたくない」「認知症になったら終わり」そういった声を耳にするたび胸が痛む。認知症になる怖さよりも、認知症になった時、周りの人からそして家族から困った人扱いで見られること。そして自分が知らないうちに、よく知りもしない人たちに連れられ、よくわからない所に居させられ。わからない事が重なり、さらに家にいられなくなる。そんな扱われ方を思うと、そのほうがずっと怖い。そのままでいい。あなたのままでいい。礼節をもって、尊厳を守る態度で。それがあたり前の社会になりますように。 2021/11/03

nranjen

6
図書館本。3人待ちなのに、5ヶ月ぐらい待ちました。認知症を患っている父親を病院に連れて行くように強く言うケアマネさんに是非読んでいただきたい本です。後半に、あらゆる症状を認知症と決めつける周囲の目、看護師、医師の「決めつけ」の危険性と批判が書かれています。人として接すること、他の病気が隠れていることを見逃さないことが肝要だと理解しました。2022/03/07

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