ちくま新書<br> ルポ 技能実習生

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ちくま新書
ルポ 技能実習生

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073075
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

どのように日本へやってきたか。なぜ失踪者が出るのか。働く彼らの夢や目標と帰国後の生活とは。国際的な人材獲得合戦を取材して、見えてきた労働市場の真実。

内容説明

中国にかわり技能実習生の最大の供給国となったベトナム。「労働力輸出」を掲げる政府の後押しもあり、日本を目指す農村部の若者たち。多額の借金を背負ってまで来日した彼らの夢は「三〇〇万円貯金する」こと。故郷に錦を飾る者もいれば、悪徳ブローカーの餌食となる者もいる。劣悪な企業から逃げ出す失踪者は後を絶たない。日越の関係機関、実習生、支援団体を取材し、単純労働者の受け入れ先進国・韓国にも飛んだ。国際的な労働力移動の舞台裏を全部書く。

目次

序章 ベトナム人技能実習生になりたい
第1章 なぜ、借金をしてまで日本を目指すのか
第2章 なぜ、派遣費用に一〇〇万円もかかるのか
第3章 なぜ、失踪せざるを得ない状況が生まれるのか
第4章 なぜ、特定技能外国人の受け入れが進まないのか
第5章 ルポ韓国・雇用許可制を歩く

著者等紹介

澤田晃宏[サワダアキヒロ]
1981年兵庫県神戸市生まれ。ジャーナリスト。NPO法人日比交流支援機構理事。高校中退後、建設現場作業員、男性向けアダルト誌編集者、「週刊SPA!」(扶桑社)編集者、「AERA」(朝日新聞出版)記者などを経てフリー。外国人労働者を中心に取材、執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

28
 祖国でも足元を見られて、文明国だと思った日本で裏金を吸われ、いじめを受けて失踪する。日本への憎悪を抱きながら、働きながら知った日本の「緩み」につけこみ、クリミナルグループとして暗躍せざるを得ないそんな状況を生んではいけない。2020/10/13

27
仕事柄少し興味があって、読みました。技能実習生と特定技能の実態についてよく分かる良書です。どこの先進国も同じ問題を抱えてるんですね…。あとがきの最後に、2025年に人手不足のピークが来てそれを乗り越えれば外国人もいらなくなると某省庁幹部が言っていたとあるが、本当にそうなのか?2022/05/28

おいしゃん

25
なぜ技能実習生たちは、多くの借金を背負ってまで日本に来るのか。そして薄給に耐えながらも、短期間で故郷に家を建てるまでになるのか。その背景が見えてくる本だったが、出身国や職場による違いや闇も多く、全貌がわかったような気になってはいけないとも感じた。2023/06/03

かんがく

19
丁寧なルポ。技能実習生と特定技能外国人、特にベトナム人に絞って、現地での送り出し企業、監理団体、受け入れ企業、失踪者、実習生の家族など様々な人へのインタビューをしており実情への理解が深まった。NHKで取りあげられて話題になったような労働問題の報道を一面的であるとしつつ、わいろや違法労働などの点にも触れている。2012年頃から中国からベトナムへと送り出し国が切り替わったが、ベトナムの経済成長や、他の先進国との競争の中で、日本が魅力的な受け入れ国でなくなる可能性も示唆している点に危機感を覚えた。2020/06/13

綾野つづみ

17
技能実習生は、後に、新たな慰安婦問題になる。 金を稼ぐために日本へ来て、満足している人もいれば、酷い扱いを受けた人もいる。 つい、極端なケースにばかり目が向いてしまうけれど、実際は様々なケースが量子的に重なり合っているのだと、この本は教えてくれる。 全体的ポップな書き方だから読みやすく、技能実習制度の明暗、両方がバランスよく示されていて面白い。 そして、問題があるのは制度以上に、日本の管理団体と受け入れ先の日本人のモラルのなさだってことがよくわかる。2021/12/28

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