出版社内容情報
日本経済の中心で動き続けてきた著者が、日本人の精神から、日本型資本主義の誕生、歩み、衰退の流れを様々な資料から丹念に読み解く。再構築には何が必要か?
内容説明
一九八〇年代に、世界中から礼賛された日本型資本主義だったが、バブル崩壊、さらにその後の二〇年以上に及ぶ停滞を見るにつけ、すでに終焉を迎えたと言わざるを得ない。大蔵官僚、財務省高官として、日本経済の中心で働き続けてきた著者が、日本人の精神の根幹から、日本型資本主義の誕生、歩み、衰退の流れを様々な資料をもとに丹念に読み解いていく。その上で「日本型資本主義」とは何だったのか、その再構築には何が必要かを分析する意欲作。
目次
第1部 経済危機と資本主義(なぜ経済危機は繰り返し起こるのか;日本型資本主義のケース―バブルと九七年危機)
第2部 日本型資本主義の史的考察(日本型資本主義の精神―倫理と「士魂」;日本人の思考様式―「日本教」論;日本人の意思決定方式―「一揆」と「空気」;高度成長の構造―「戦時経済体制」の継続)
著者等紹介
田中修[タナカオサム]
学術博士(東京大学)。1958年、東京生まれ。1982年東京大学法学部卒業、大蔵省入省。1996年から2000年まで在中国日本国大使館に勤務。帰国後、財務省主計局主計官、信州大学経済学部教授、内閣府参事官等を経て、2010年より財務総合政策研究所副所長、2016年より国税庁税務大学校長を兼務。2008年より東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員。著書に『検証現代中国の経済政策決定―近づく改革開放路線の臨界点』(日本経済新聞出版社、2008年アジア・太平洋賞特別賞受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nnnともろー
三上 直樹
よねも
はちめ
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