ちくま新書<br> 移民大国アメリカ

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移民大国アメリカ

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480068996
  • NDC分類 334.453
  • Cコード C0231

出版社内容情報

止まるところを知らない中南米移民。その増加への不満がいかに米国社会を蝕みつつあるのか。米国の移民問題の全容を解明し、日本に与える示唆を多角的に分析する。

西山 隆行[ニシヤマ タカユキ]

内容説明

世界最大の移民国アメリカは、いま大きな危機を迎えている。一九九〇年代以降、中南米出身の移民が急増し、現在一〇〇〇万人を超える不法移民がいる。多くの移民の支持を得たオバマ大統領は、五〇〇万人を超える不法移民に合法的地位を与える行政命令を出した。建国以来、移民の国であることに誇りを持ってきた米国社会で、不法移民批判が高まりつつある。移民政策はどう展開するのか。日本はどう対応すべきか。気鋭の政治学者が、移民問題を切り口に米国社会を鋭く分析する。

目次

第1章 アメリカ移民略史(移民の理念・シンボル;連邦の移民政策―建国期から一九六五年移民法まで;中南米系移民の増大)
第2章 移民政策(移民国家アメリカの変容;移民問題をめぐる政治過程;白人のバッククラッシュ―二〇一六年大統領選挙)
第3章 移民の社会統合―教育・福祉・犯罪(連邦制と移民;教育;社会福祉政策;犯罪)
第4章 エスニック・ロビイング(象徴的な事例―なぜ慰安婦決議はなされるのか;アメリカのエスニック・ロビイングの特徴;ユダヤ系―最強のエスニック・ロビー;キューバ系・メキシコ系;東アジアのロビー勢力交代―日系から中国系へ;エスニック・ロビイングをどう見るべきか)
第5章 移民大国アメリカが示唆する日本の未来(マイノリティが変えるアメリカ;日本への示唆)

著者等紹介

西山隆行[ニシヤマタカユキ]
1975年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。甲南大学法学部教授を経て、成蹊大学法学部教授。専門は比較政治・アメリカ政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりやまたけよし

31
漠然としたアメリカの移民の知識を文献やデータによってよくわかるように解説してくれている。移民の歴史や、州政府・連邦政府そして共和党と民主党の移民との関連性などがわかりやすい。とてもスッキリした。特にロビイングの章は秀逸。2020/12/20

skunk_c

26
『アメリカ政治講義』の編著者が移民に焦点を当てて著したもの。したがって移民史ではなく、選挙やロビー活動など、エスニック集団の政治的影響力に多くのページを割いて分析している。不法移民対策については、民主・共和どちらの政党にとっても長短のことで、党議拘束のないアメリカにおいては、場合によっては政党横断的な動きにもなるという。最後の章ではそれまでのアメリカでの議論を下敷きにして、少子超高齢社会の日本における移民政策の転換の必要性を説く。こうした今の日本に引きつけた問題意識は重要。やや硬い文だが一読の価値あり。2019/03/04

coolflat

13
米国における移民の歴史や、移民政策、教育、社会福祉、エスニック・ロビイング等、幅広くを扱っている。中でもエスニック・ロビイングの章が面白かった。米国では他国と比べて、エスニック・ロビイングが積極的になされている。歴史的な視点で見ると、欧州では、圧倒的な権力を持つ君主が常備軍と官僚を用いて一元的な外交を行っていた。しかし米国ではそのような権力者の登場を防止することを目指し、常備軍と官僚制を否定してきた。エリートが外交を独占するのは不可能だったわけで、そこに移民によるロビー活動が介入する余地が生まれたのである2016/10/27

ののまる

12
最近、「そういうことか〜!」という機会が多くて知恵熱が出そう。現状を知れば知るほど、巷の根強い日本人の島国根性に、ほとほとウンザリする。東京オリンピックに向けて先進国らしい健全な国際感覚が育ってほしい。2016/08/23

ophiuchi

12
いろいろな問題はあるにしろアメリカは「移民大国」としてまずまずマネージメントされてきたことが分かった。なし崩し的に移民を受け入れつつある日本では、もっともっと問題が出てくることだろう。2016/08/22

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